大学広報誌えんのき No.45.2004年 秋号01

えんのき表紙

中野キャンパス芸術情報館にて
中野祭実行委員会メンバー


芸術学部の活躍を追う!

芸術学部は燃えている。
平成6年の学部開設以来10年、5つの学科と大学院、芸術別科を擁するまでに成長した。
教育内容や設備の充実と共にその活動範囲は大きく広がり、様々な分野への飛躍が期待されている。
また、学生達はプロでも困難な賞を数多く受賞している。
今回はそんな芸術学部の活躍を紹介しよう。

フォトジャーナリズム研究室 韓国研修旅行報告

文  : 圓井 義典(写真学科助手)
写真 : 進藤 俊介(写真学科4年生)

去る7月8日(木)から7月12日(月)の5日間、写真学科フォトジャーナリズム研究室にて、同研究室所属の学部生、研究生、大学院生を中心に大石教授を含め総勢10名の韓国研修旅行を実施しました。 2日目、北朝鮮と韓国との軍事境界線上にある板門店を視察し、北緯38度線を挟んで50年もの長きにわたって、未だ休戦状態にある両国の現状を実感することになりました。イムジン河にかかる「自由への橋」に立ち寄った後、ソウルに戻り、韓国のNGOの方をお招きし、共に食事をしながら韓国の現代史、そして日本と韓国との歴史についてのお話をお伺いしました。翌日行われた、ソウルから一時間ほどの郊外にある「独立記念館」の見学と合わせ、今の韓国がいかにしてあるのかを具体的に知る機会となりました。独立記念館に立ち寄ったその足で、近くの民族村を訪問し、日本とはやや趣きを異にする韓国の伝統的民家のたたずまいを見学しました。その日の夕食には、韓国で初めてとなる、本格的なウジェーヌ・アッジェの写真展を成功させたギャラリーのオーナーとスタッフの方を交えて、現代韓国写真のお話、日本の写真界と韓国写真界との関係など興味深いお話を伺いました。
4日目には、韓国の写真大学の学生や新聞社のカメラマンの方などと共に、写真という共通の言葉を通して親睦を深めようと、日韓双方から写真を持ち寄っての交流会が開かれ、当初予定の2時間をはるかに超え、5時間にも及ぶ熱い議論の場となりました。互いの写真を食い入るように見つめる参加者たちの姿が非常に印象的でした。
5日間という短い日程でしたが、早朝から夜遅くまでスケジュールのギッシリつまった、中身の濃い研修旅行でした。その中で自由のきく時間を惜しんで、各自がそれぞれのテーマを持ってカメラを通して韓国の今に向き合うことで、参加した学生の誰もがフォトジャーナリズムという視点から、今回の研修旅行でなければきっと発見することのできなかった韓国を見つけることができました。これからの写真人生にとって非常に有益な体験となったことと思います。

韓国新幹線の車内から 工芸大生の写真を熱心に見る韓国の写真学生たち
韓国新幹線の車内から 工芸大生の写真を熱心に見る
韓国の写真学生たち
天安駅にて 大石先生と共に独立記念館にて
天安駅にて 大石先生と共に独立記念館にて
板門店にて 民族村にて
板門店にて 民族村にて

韓国研修旅行を振り返って

写真学科4年 フォトジャーナリズム研究室 岩下 拓斗

今回の韓国への旅行は、研修を目的としたものだったので、皆がまるで修学旅行のようにゾロゾロと歩きまわったわけであるが、その内容はやはり大学生ならではだったと思う。独立記念館で韓国と日本の歴史をあらためて振り返り、JSA(非武装地帯)では現在、韓国と北朝鮮が直面している問題を垣間見ることができた。韓国人のNGOの方との懇談会や、韓国の写真学校の大学生とのディスカッションなど、韓国の実情について触れる機会を持つことができたのも良かったと思う。これらは、個人旅行では決して味わうことのできないプログラムであろう。
そして何より、今回の旅が成功したのは、大学院生の梁さんと金さんがいろいろとガイドしてくれたおかげである。時には通訳もこなしてくれ、僕が唐辛子入りのチヂミを食べ過ぎて下痢になった時も手を貸してくれた。二人には、この場を借りてあらためてお礼を言いたいと思う。

インター・カレッジ・アニメーション・フェスティバル

今年で3回目を迎えるインター・カレッジ・アニメーション・フェスティバル(ICAF)が東京と京都を会場に開催され、各大学の教職員、学生が100名以上集まった。
「お隣の韓国では、150を超えるアニメーション学科があり、大変な人気です。今年は、「韓国プチョン国際学生アニメーション・フェスティバル」の受賞作品をわが国で初めて公開します。このICAFでの受賞作品も先方で上映されます。今後は、フランスやカナダのステューデントアニメーション製作者や、各国のフェスティバルとの連携を深めてゆきたいと思っています」と本学教授の古川タクICAF委員長。

インター・カレッジ・アニメーション・フェスティバル インター・カレッジ・アニメーション・フェスティバル インター・カレッジ・アニメーション・フェスティバル

本学からの出展作品

「Animation General Studies」 ..................アニメーション学科1、2年生
「月の砂漠」.....................『月の砂漠』制作班
「マーチングマーチ」.........雨宮恒平
「おやゆび姫」..................渡辺なつみ
「月島アンダーグラウンド」...内山勇士
「garden」.....................eri:nagi

東京デザイナーズウィーク 学生展

10月7日から11日にかけて開催された「東京デザイナーズウィーク 学生展」。デザインを学ぶ世界各国の学生が手がけたストリートファニチャーを西新宿の歩道に展示するというこの企画に、本学からも作品を出展した。デザイン学科の選考会で代表学生の10作品を選び、三井ビル55広場周辺に展示した。展示の準備中にTV取材を受けるなどユニークな作品が注目を浴び、通りを行く人は足を止めて鑑賞していた。

鄕田忠彦 (HP研究生)『こ と り』 佐瀬久美子 (HP4年生)『私待つわ』 川崎智子 (VC4年生)『道の広告媒体』
鄕田忠彦 (HP研究生)
『こ と り』
佐瀬久美子 (HP4年生)
『私待つわ』
川崎智子 (VC4年生)
『道の広告媒体』
堂元洋子 (HP3年生)『目でみるべきもの』 purples (HP3・2年生)『もうもう』 matta (HP2年生)『ストレスダスト』
堂元洋子 (HP3年生)
『目でみるべきもの』
purples (HP3・2年生)
『もうもう』
matta (HP2年生)
『ストレスダスト』
西條貴司 (HP2年生)『見上げ雲』 加藤良哉熊田哲大辻田希晋(HP2年生) 『シケモクス』 zuka (HP2年生)<br />『ゴーレム』
西條貴司 (HP2年生)
『見上げ雲』
加藤良哉熊田哲大辻田希晋
(HP2年生) 『シケモクス』
zuka (HP2年生)
『ゴーレム』
6-BOX (HP1年生)『緑卓』    
6-BOX (HP1年生)
『緑卓』
   

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