大学広報誌えんのき No.48.2005年 夏号01

えんのき表紙

オープンキャンパスでブレイクダンスを披露する"Polytechnics"


ハイパーメディア研究センター設立

現代の複雑かつ大規模情報社会において、メディアの映像情報技術では、新しいデバイスの開発とともに、それを応用する人間の感覚や行動の特性を考慮したインタフェースの開発も併せたトータルシステムの構築が急務となっている。
東京工芸大学は、平成17年度の私立大学ハイテク・リサーチ・センター整備事業に選定され、「東京工芸大学大学院 ハイパーメディア研究センター」を設立した。同センターでは、2つのプロジェクトを推進することにより、新しい映像情報メディア技術の学術的基礎を築き、実用化への道を拓くことで、社会に貢献しようとするものである。

PROJECT 1 高忠実・多機能ディスプレイのための評価法とインタフェースの開発

プロジェクト1では、人間の感覚・行動特性に合わせたディスプレイの評価技術を確立し、映像情報との対話型ヒューマンインタフェースをもつシステムを開発する。

  1. 視覚特性に基づいた高忠実・多機能ディスプレイの評価法の開発と設計指針の確立
  2. 人間の感覚・感性を利用したディスプレイ画質評価方法の開発と評価
  3. 高忠実・多機能ディスプレイに提示される映像情報との対話のためのヒューマンインタフェースデバイスの開発
  4. 直観的・対話的3次元形状の変形システムの開発と評価
研究者と研究テーマ
久米祐一郎 (ハイテク統括 & プロジェクト1リーダー)
物理的刺激を受容する触覚や前庭感覚の特性の定量化と画像情報との対話用ヒューマンインタフェース開発のための設計指針の導出
畑田豊彦

高忠実再現ディスプレイに関わる視機能特性(空間・時間分解能、空間弁別)の高精度客観計測手法の開発

石川和夫 映像情報による生体反応状態を総合的に計測可能な多機能生体反応計測装置を組み込んだテストワークベンチの作成
田村 徹 人の感覚・感性にあったディスプレイ画質の評価法の検討および人の視覚特性に基づいた高忠実・多機能ディスプレイの設計指針の検討
犬井正男 高忠実・多機能ディスプレイに関わる視機能特性(明暗・色弁別)の高精度客観計測手法の開発
東 吉彦 高忠実・多機能ディスプレイに関わる視機能特性(明暗・色弁別)の高精度客観計測手法の開発
徳山喜政 ディスプレイ上に表示された3次元形状を粘土をさわるような感覚でインタラクティブに変形するシステムの開発と評価
研究者と研究テーマ 研究者と研究テーマ

PROJECT 2 透明フレキシブル両面発光ディスプレイデバイスの開発

プロジェクト2では、今後、飛躍的な発展が期待される有機エレクトロルミネセンス(EL)による、独自の透明フレキシブル両面発光ディスプレイデバイスを開発し、新しいフラットパネルディスプレイの基礎技術の開拓を行う。

  1. 有機エレクトロルミネセンス(EL)材料を用いた透明フレキシブル両面発光デバイスの開発
  2. 有機ELデバイス用透明電極の低ダメージ低温スパッタ成膜技術の開発
  3. 有機EL材料の劣化解析
  4. 有機EL材料の発光機構解析
  5. 有機・無機ELデバイスの光学的・電気的な特性比較
研究者と研究テーマ
澤田 豊 (プロジェクト1リーダー)
有機EL材料の劣化解析
大塚正男

透明フレキシブル両面発光有機ELにおけるキャリア注入・移動の検討

星 陽一 有機ELデバイス用透明電極の低ダメージ低温高速スパッタ製膜技術の開発
内田孝幸 透明フレキシブル両面発光有機EL素子の作製、作製法の開発
佐藤利文 有機・無機ELデバイスの光学的・電気的な特性比較
小林信一 有機EL材料の発光性再結合過程の研究
研究者と研究テーマ

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