大学広報誌えんのき No.52.2006年 夏号08
研究室紹介
芸術学部 デザイン学科 グラフィックデザイン谷口研究室
ここが感性を磨く場所
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生活はデザインで溢れている。今回訪れた谷口研究室では、ポスターやブックデザイン等、グラフィックデザインに関する総合的な研究を実践的に行っている。ここでは単にデザインのノウハウを教えるだけではない。クリエイティブで、自分自身にも、社会に向けても快適であることを学ぶ。それは哲学や道徳といった「生き方」そのものを学ぶことなのだ。
近年、デザイン学科では学生の作品が3年連続で読売広告大賞のグランプリを受賞するなど、デザインのレベルは確実に上がり、東京工芸大学の評価も高くなっている。この研究室の卒業生もほとんどがデザイン関係の仕事に就き、今の社会が優秀なデザイナーをたくさん求めていることが分かる。「芸術では食えない」などという時代は、もうとっくに終わっているのだ。
「学生達はもっと型破りな発想をどんどん見せて欲しいものですね。独創性が足りない。それは親の世代が一方向にしか目を向けられない教育をしているからだと思います。子供の創造性を狭めてしまっている。子供が立ち上がり、動き出したときには全力でサポートしてほしいですね。本当に子供に未来を託す気持ちがあるのなら。そして学生は、夢があるのなら『いつかなれたらいいな』ではなく『絶対になってみせる』という強い意志をもって、大学の設備や先生を、どんどん活用してください。貪欲なまでに」と谷口教授。色彩に満ち、楽しいデザインが身の回りに増えていけば、暮らしはもっと豊かになる。この研究室から巣立つデザイナー達。彼らが創る生活が待ち遠しい。
谷口 広樹 教授
1983年東京藝術大学大学院修士課程修了。日本橋高島屋宣伝部を経て、1985年有限会社ビセを設立し現在に至る。代表的な仕事に長野オリンピックの開会式・閉会式のプログラムや文藝関係のブックデザインなど多数。絵画思考を中心に据えて、グラフィックデザイン、イラストレーションの他、ジャンルにこだわらず独自の世界観を展開。
1988年「芒格札の庭」(パルコギャラリー/クリエイションギャラリーG8)、2000年「光の記憶」(space TRY)、2003年「谷口広樹個展」(シロタ画廊)など個展多数。
東京イラストレーターズ・ソサエティ理事及び事務局長、JAGDA会員。
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