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大学紹介

東京工芸大学公開講座

2016年度のスケジュールが決まり次第掲載します。

これからの都市と建築

1974年に創設された東京工芸大学工学部建築学科は、厚木市内に所在する唯一の建築学研究機関として、これまで世界最先端の風工学の研究や、市の行政と連携した建築・都市計画の提案などを行ってきました。今年度からは、文部科学省の支援を受けて、厚木市をモデルケースとした「次世代型環境防災都市の構築に向けた基盤研究」に取り組みます。本講座はその研究課題との関連で企画されたものであり、学科教員がそれぞれの専門分野から、次世代の都市・建築にかかわる話題を提供します。この講座をとおして、これからの都市と建築について皆様と一緒に考えてみたいと思います。

※2015年度開催の東京工芸大学公開講座は全て終了しました。

開催日時

2015年10月3日(土)、10日(土)、31日(土)、
11月7日(土)、21日(土)、28日(土)
全6回(全12講座)
13:30~14:40、14:50~16:00(2講座)
途中10分 休憩

会場

東京工芸大学厚木キャンパス(11号館1111教室)

受付期間
2015年9月11日(金)〈必着〉
尚、お申込みいただいていない方でも、聴講のみでしたら御参加いただけます(聴講無料)。
申込方法
※2015年度開催の東京工芸大学公開講座は全て終了しました。
修了証
5回以上出席の方には修了証を授与します。
その他
  • 公開講座期間中、本学の中央図書館をご利用いただけます(図書貸出可能です)。
  • 昼食には学生食堂及び購買部をご利用いただけます。
  • 台風などで中止の可能性がある場合は本学ホームページに掲載します。また、インターネット環境のない方につきましては、お電話にて庶務課までご確認ください。

※お知らせいただいた個人情報は、公開講座受講にあたって必要な連絡、今後の公開講座案内等の送付(「今後の本学公開講座案内の送付希望の有無」の欄を有にした場合)及び、今後の公開講座運営上の参加にするための統計資料作成以外には使用いたしません。

お問い合わせ先
〒243-0297 神奈川県厚木市飯山1583 東京工芸大学 庶務課
TEL 046-242-9503(直)
FAX 046-242-3000(代)

各回内容

第1回 10月3日(土) 「時間の中の建築」
普通の建物のこれから −とことん使う知恵−
  • 時間: 13:30~14:40
  • 講師: 建築学科 教授 市原 出

建物を保存・再生するとき、その歴史的・文化的価値が問題になります。そうした価値のない普通の建物は、使いにくくなったら建て替えられることが、日本では普通のことと考えられています。しかし人口減少期になり、量的には新たに床を増やす必要がなくなっている今、そこに現にあること自体を評価し、利活用する試みが広がっています。それは資源の有効利用であり、環境に優しいことであり、なによりも、記憶やなつかしさという人の感覚や感情に寄り添う考え方です。東京工芸大学で実施した具体例をとおして、普通の建物をとことん使う知恵について考えたいと思います。

都市と歴史的環境
  • 時間: 14:50~16:00
  • 講師: 建築学科 教授 海老澤 模奈人

成熟社会へ向かいつつある21世紀の現在、求められる都市の姿は20世紀のそれとは変わりつつあります。そこでの一つの鍵は都市の中の歴史的な遺産である建築物を守り、文化的に持続性のある、伝統や個性を活かした街をつくっていくことにあるように思います。そのモデルの一つとなるのが、歴史的環境に対する意識の高い西欧の都市です。20世紀の都市の発展をふり返り、西欧の歴史的都市を参照しながら、歴史的な建築と共生する都市への手がかりについて考えてみたいと思います。

第2回 10月10日(土) 「身近な都市や住まいのこれから」
世界の住まいの多様性
  • 時間: 13:30~14:40
  • 講師: 建築学科 准教授 八尾 廣

世界を見渡すと、人は環境に適応して実に多様な「住まい」に暮らしています。特に近代以前より続いてきた住まいの<かたち>には、環境と共生しコミュ二ティーを維持するための知恵が詰まっており、それぞれにユニークな特徴をもっているものです。一方、現代における建築のデザインにおいては、設計、施工技術の高度化が様々な要素のより細かなコントロールを可能とし、環境への意識の高まりも相まって、風土や歴史との関係を意識した多様な建築を生み出しつつあるように思います。世界の様々な住まいや現代建築デザインの動向をご紹介しながら、これからの住まいの豊かさについて、皆さんとご一緒に考えてみたいと思います。

小さな公共空間のデザイン
  • 時間: 14:50~16:00
  • 講師: 建築学科 講師 鍛 佳代子

都市計画や都市再生において、その街のキーとなる建築や公園といった都市インフラを新たに建設して街の活性化を図る手法は昔からとられてきました。しかし、CO2の削減等の環境問題への関心や昨今の不況のもとで、環境負荷が高く、コストのかかるこれらの方法の見直しが行われています。街中や身近な場所の居心地といった生活の質を向上させるために、大規模でなく小さなスケールのデザインによる公共空間のあり方を紹介し、これからの公共空間や都市空間について考えてみたいと思います。

第3回 10月31日(土) 「環境・社会と建築」
環境問題と建築材料
  • 時間: 13:30~14:40
  • 講師: 建築学科 教授 早川 光敬

建築に使用される材料は、全体としての量が大きいことから、地球環境や地域の環境に様々な影響を及ぼしています。たとえば、コンクリートの主要な材料であるセメントを製造する際に多量の二酸化炭素を発生しており、その量はわが国で発生する二酸化炭素の4%にあたるといわれています。一方でいろいろな産業副産物がコンクリートの結合材や骨材として有効活用されており、廃棄物の縮減に貢献しています。建築材料における環境問題を考えた取り組みの現状を紹介し、これからの建築材料のありかたについて考えてみたいと思います。

ストック時代の建築生産
  • 時間: 14:50~16:00
  • 講師: 建築学科 准教授 森田 芳朗

この講義では、建築をつくる社会やしくみのこれまでと今、そしてこれからについて考えてみたいと思います。日本の建築生産は、住宅を例にとると、第二次世界大戦直後は420万戸という量の不足からスタートしましたが、いまや全国で13%を超える空き家を抱えるまでになっています。量の充足が主目的とならない時代の建築生産とはどのようなものでしょうか? これまでと大きく異なるのは、「プロジェクトの起こり方」「プロジェクトの成り立たせ方」だといえるでしょう。

第4回 11月7日(土)  「自然災害と建築」
竜巻、台風による被害と対策
  • 時間: 13:30~14:40
  • 講師: 建築学科 教授 松井 正宏

日本は自然災害の厳しい国の一つで、地震、台風そして竜巻と、数々の天災に対峙しなければなりません。特に近年は、発達した台風や人的被害を伴う竜巻の被害が相次いでいます。台風や竜巻というと気象分野の研究と思われがちですが、人間に最も影響を与える地上付近の風のことは風工学という境界領域で扱われます。講演では、最近10年間に発生した竜巻や台風による被害実態を紹介し、強風や突風に備えるにはどうすればよいかを考えてみたいと思います。

建築物の安全性
  • 時間: 14:50~16:00
  • 講師: 建築学科 教授 吉田 昭仁

日本において建築物が「安全」に成り立つためには地震や台風や積雪など想定される様々な荷重に対して「安全」に設計される必要があります。この講座では、その中でも極めて重要となる地震と風に注目して、それぞれの被害事例などを比較しながら、どのように建物の安全性が考えられているかを説明していきたいと思います。また、地震や台風などにより建物が損傷を受けたかどうか、もしくは応急危険度を判定する様な建築物の構造ヘルスモニタリング(建築物の健康診断のようなもの)についての研究事例についても紹介します。

第5回 11月21日(土) 「(超)高層建物と地域気候」
(超)高層建物とは。。。
  • 時間: 13:30~14:40
  • 講師: 建築学科 准教授 金 容徹(キン ヨンチョル)

建物は当然なことながら人が生活することを前提としています。人が生活するには空間が必要で、その空間は安全であり快適であることが求められます。建物、特に(超)高層建物ではしばしばゆれが問題になることがあります。ゆれが生じるのは力が作用しているからです。では(超)高層建物にどのような力が作用するかを考えてみたことがありますか。(超)高層建物という言葉は普段何気なく使われていますが、一体どのような建物を(超)高層建物と呼び、どのような力が作用するのでしょうか。強風や地震のような強大な自然の力に対して(超)高層建物はどのように耐え、立っていられるのか考えてみましょう。

地域気候を考えて建築するには?
  • 時間: 14:50~16:00
  • 講師: 建築学科 助教 福留 伸高

最近、太陽電池パネルや二重サッシ窓・自然換気システムなど様々な省エネ技術を住宅やオフィスビルなどで目にする機会が多くなりました。こうした技術が普及していくことは望ましいですが、建物がどのような屋外環境(日射・気温・風など)にあるのかをまず考えなければ、せっかく導入しても期待した効果(電気代の削減、室内の快適性が向上するなど・・・)を得ることはできません。建設地の地域気候を把握しておくことはとても大切です。この回では、地域気候の実態や気候条件を考えた建築事例などを紹介し、地域気候の違いを考えることで省エネ技術を適切に選択していく重要性を考える一助となればと思います。

第6回 11月28日(土) 「持続可能な建築設備と地球環境」
災害時の建築設備機能確保と回復力(レジリエンス)
  • 時間: 13:30~14:40
  • 講師: 建築学科 教授 水谷 国男

建物も人間と同じように、「怪我」をしたり「病気」になったりします。建物の「怪我」は地震や台風、火災などの災害による損傷、「病気」は設備の腐食や老朽化による機能低下です。近年の法律改正によって、ちょっとした喧嘩で大怪我をするような、弱々しい建物は建てられなくなりました。しかし、体は強くても、口喧嘩で精神的なダメージを受けて、下痢や胃潰瘍を発症し、しばらく仕事ができなくなる人がいます。建物も災害時に外観や主要構造は壊れなかったのに、内部の設備や天井などの非構造部材が損傷し、長期間住めなくなることがあります。そこで、災害時の建築設備機能確保と回復力向上のための方策について、最近の研究事例を紹介します。

建築の省エネで地球環境を守る
  • 時間: 14:50~16:00
  • 講師: 建築学科 准教授 張 偉栄(チョウ イエイ)

建物の快適な室内環境と室内における人間活動を維持するためには、電気やガス等のエネルギーを消費します。驚かれるかもしれませんが、建物で消費されるエネルギーは、地球で消費される全エネルギーの約半分を占めています。建物の中で生活している私達が、少しでも環境への意識を高めれば、この消費エネルギーを大幅に削減することができます。化石燃料エネルギーの使用による大気汚染や地球温暖化などの問題が深刻化している現在、地球環境を守るため何をすればいいかという課題に対して、今回は、建築の省エネの方法、エネルギー利用と地球環境の関係、再生可能エネルギーなどについてお話します。そして日常生活における省エネと環境改善に関心を持っていただけるようになることを期待します。


※講師および講演内容は変更になる場合がございますのでご了承ください。
※どの講座も事前申し込みが必要です。