細江英公写真絵巻『ガウディの宇宙』展 (写大ギャラリー) [04月07日(木) ~05月29日(日)]

写真家・細江英公(1933年-)は1954年東京写真短期大学(現・東京工芸大学)を卒業し、フリーランスとして活動を開始して以来54年、今日まで様々な写真制作をしてきました。1960年の『おとこと女』をはじめとして『薔薇刑』『鎌鼬』『抱擁』など若い年齢にあって斬新な作品を次々と発表し、日本の新たな写真表現を切り拓いていきます。その後の作品においても、人間の肉体と精神、生と死とを一貫したテーマとし、作者自身の言う“写真への愛と尊敬”をもって、今もなお、独自の表現を続けています。これら細江英公の作品は日本はもとより海外においても多大な評価を得て、日本および海外で数多くの賞を受賞しています。日本写真界のリーダー的存在であります。

また、細江英公は写真作家活動だけにとどまらず、1975~2003年、東京写真大学、東京工芸大学の教授として、若い写真家の育成にも尽力し、現在では東京工芸大学名誉教授でもあります。

細江英公は昨年11月に教育及び写真文化の発展に寄与した功績により文化功労者の顕彰を受けました。今回の写真展は顕彰を記念致しまして写大ギャラリー生みの親でもある細江英公の写真展を開催致します。

今回写大ギャラリーで展示いたします「ガウディの宇宙」は、2009年にルッカ・デジタルフォト・フェスト(イタリア)のマスター・フォトグラファーに選出され、その記念展覧会のため、細江英公写真絵巻制作チーム(和紙染摺り:木田俊一氏、表装:天草仁司氏、詩:朝倉勇氏、会場および絵巻構成:馬淵晃氏)によって制作された絵巻のひとつです。

今回の展覧会ではかつて発表された「ガウディの宇宙」(1977~1985)から"サグラダ ファミリア"、"グエル公園"、"カサ ミラ"を抜粋したもので、この「絵巻ガウディ」は日本では初めての展示となります。