American Heritage「素晴らしき白黒写真」 (写大ギャラリー) [04月06日(金)~05月20日(日)]

  • エドワード・スタイケン
    The Flatiron, New York 1905
  • エドワード・ウェストン
    Shell 1927
  • イモジン・カニンハム
    セルフ・ポートレート 1974

〔写真展概要〕

今日、写真技術の主流はアナログからデジタルに移り変わりました。また写真表現は写真のカテゴリーの中だけでは語れないようになってきています。カラー作品が増加し、プリントサイズが大型化する傾向も見受けられます。プロジェクションによる展示やインスタレーション作品等も盛んです。写真表現は多様化し、さまざまな分野のアーティストから注目されています。一方、銀塩写真の材料の供給が急激に縮小し、私たちは“フィルムと印画紙”という素晴らしいものを手放そうとしています。
そんな今、写真史の一時代を築いたアメリカの写真家たちに改めてスポットライトを当てます。「ストレートな写真」を提唱し、アメリカの近代写真のはじまりとも言われるアルフレッド・スティーグリッツ。スティーグリッツ共に「フォト・セセッション(写真分離派)」のメンバーとなったエドワード・スタイケン。「ギャラリー291」で個展を開催したポール・ストランド。エドワード・ウェストンと共に「f.64」グループを結成したイモジン・カニンハムとアンセル・アダムス。ウェストンに影響されたウィン・バロックやマイナー・ホワイト。これらの写真家たちは、一つの流れとして、またグループとして語られることが少なくありません。確かに彼らの写真に対する考え方や作品には共通する点も多いのですが、異なる点も少なくありません。皆、それぞれ個性的な光を放っているように感じられます。
今回は、写真家のポートレートを含めて、絵画的写真に強く影響された作品、即物的な作品、心象的あるいは隠喩的表現等、モノクロームによる美しいプリントをご覧頂きます。