日本アニメーション学会第16回大会 [6/21、22 中野キャンパスで開催]

日程 2014年6月21日(土)、22日(日)
会場 東京工芸大学 中野キャンパス
〒164-8678 東京都中野区本町2-9-5
 地下鉄/丸ノ内線・大江戸線-中野坂上駅下車 徒歩約7分
 1番出口より山手通りを初台・大橋方向に進み、成願寺を右折
大会テーマ 技術の進歩と作品製作の現在

このたび東京工芸大学中野キャンパスにおきまして、日本アニメーション学会第16回大会を「技術の進歩と作品製作の現在」というテーマのもとに開催することとなりました。
アニメーションの現場にデジタル技術が導入され始め、アナログのフィルム撮影からデジタルへ、制作から上映までのプロセスが大きく入れ替わっていったのは、(もっと前から予兆はありましたが)実用的なものとしては約15年ほど前からです。そしてこの間、誰も立ち止まって振り返るようなことも出来ずに、激流に押し流されるように駆け足でひたすら導入と適応に努めてきたというのが実情でしょう。もはやデジタル技術に入れ替わってしまったものを元に戻すべきなどと主張するつもりは全くありませんし、戻せる訳もありません。しかしこの間の急激な変化の裏で、果たして見落とされたり後回しにされたりしていることは無いでしょうか?
東京工芸大学では今年3月、6年間に渡ったリニューアル計画を完了し、建物も設備も一新しました。私たち教員も計画段階から積極的に検討作業に加わり、将来を見据えたアニメーション教育に何が必要かを真剣に考えてまいりました。全て新しい施設にするのですから、この先できれば50年は後悔しないものにしたいと考えます。50年先に向けた施設計画に関わる経験を通して気付いたことは、今この時点で立ち止まり振り返って見て、この間に新たに可能になった事から将来の更なる技術の発展を夢想するばかりでなく、取りこぼされてきた問題にも光を当て、それが今後どう影響を及ぼすか、あるいはどう解決すべきか等を考える視点が大切なのではないかということでした。表現の為の新しい技術が登場する度に、そういうものに私たちはとかく目を奪われがちですが、今回の大会ではアニメーションの制作から上映に至るプロセスに起きた変化の影で置き去りにされている問題点や、その解決への可能性などにスポットを当ててみたいと考えています。

第16回大会実行委員会委員長
日本アニメーション学会 理事
三善和彦

第1日/6月21日(土)

【11:30~】受付開始
【12:30~】開会式/2201教室
【12:45~】基調シンポジウム/2201教室
『デジタル環境における作品制作のワークフロー』
□野口光一[プロデューサー、東映アニメーション株式会社企画営業本部映像企画部次長兼映像企画室]
□森下勝司[株式会社プロダクション・アイジー取締役企画室担当兼企画室室長]
□片塰満則[造型監督、株式会社ポリゴン・ピクチュアズ演出部演出グループ所属]
□伊藤有壱[アニメーションディレクター、東京藝術大学大学院映像研究科 アニメーション専攻教授、I.TOONLtd.取締役代表]
□八木竜一[映画監督/CGディレクター、株式会社白組]
【15:00~】研究発表(※発表20分+質疑5分)
□萩原由加里「漫画映画と絵本、そして漫画 『くもとちゅうりっぷ』と『すて猫トラちゃん』に見る事例より」
□臼井直也「1950、60年代の大藤信郎作品の海外認知に関する調査報告―海外映画祭への出品および海外アニメーション書籍・メディアでの扱われ方を中心に―」
□木村智哉「1960年代における東映動画の経営状況―本社との関係と劇場用長編の製作を軸に―」
□渡部英雄「日本の商業アニメーション制作に於けるデジタル化に関する研究」
□木船徳光「学生アニメーションの上映形式の変遷とその課題」
【17:30~】第17回総会/2201教室
【18:30~】レセプション(会費制)/プレイス

第2日/6月22日(日)

【9:30~】受付開始
【10:00~】研究発表(※発表20分+質疑5分)
□布山タルト「図工・美術教育におけるアニメーション作品の評価方法に関する試案」
□三善和彦「映像の中で主人公に対して近付くキャラクターの印象は、その方向によって違いが生じるか?」
□佐藤壮平「動きを構成する枚数による動きの違いをフレーム間の空間周波数領域の変化から分析する手法について」
□鈴木清重「「おべんとう絵本」の事象知覚に関する事例研究」
【13:00~】研究発表(※発表20分+質疑5分)
A室
□キム・ジュニアン「アンドレ・バザンのミイラ、エイゼンシュテインのアニマ」
□森友令子「描線に含まれる「描写するまなざし」―『白蛇伝』考察のために―」
□スティービー・スアン「アニメが描く平和、兵器、そしてアイデンティティ、ローカルとグローバル?『フルメタル・パニック!The Second Raid』における対立構造のロジック」
□小林翔「「声」からみる日本アニメ的リアリズム?宮崎駿作品の音声演出を中心に」
B室
□バロリ・アロバナ「宮崎駿作品の米国における受容過程」
□石井寿和「コマ撮り人形アニメーションによる手話映像の制作過程と課題(仮)」
□伊藤有壱「クレイアニメーションにおける立体映像の撮影手法」
□奥村優子「3DCGを用いたキャラクターアニメーションの現状とワークフロー」
【15:00~】シンポジウム『配給及び上映環境』/2201教室
□園田公一[ブロードメディア株式会社技術サービス本部デジタルシネマ部部長]
□杉山 篤[日活株式会社映像事業部門撮影所グループスタジオセンター録音技術主任]
□木原裕司[株式会社キュー・テック第一映像部カラーワークス・グループマネージャー]
【17:00~】閉会式/2201教室
【18:00~20:00】特別上映/マイブリッジシアター

※作品展示、上映等も予定しております。
※プログラムは都合により変更される場合がございます。予めご了承ください。

大会参加費

正会員5,000円・賛助会員2名まで無料(3名以上からは正会員に準ずる)
一般7,000円・学生500円

日本アニメーション学会第16回大会実行委員会

実行委員長◇三善和彦
委員◇木船園子、小?貴衛、権藤俊司、才田俊次、陶山 恵、橋本裕充、細川 晋、山中幸生、渡辺由美
大会名誉会長◇若尾真一郎
(東京工芸大学学長・イラストレーター)
大会名誉委員長◇古川タク
(日本アニメーション学会顧問・日本アニメーション協会会長・アニメーション作家)
〒164-8678 東京都中野区本町2-9-5
東京工芸大学芸術学部アニメーション学科内
e-mail:jsas2014@jsas.net