「第12回おおた研究・開発フェア」へ出展しました

 2022年10月20日(木)と10月21日(金)の両日、「第12回おおた研究・開発フェア」(会場:コングレスクエア羽田・PIO PARK)が開催されました。

 このイベントは、国内外の大学・研究開発機関・企業による先端技術シーズが集結する「大田区」の展示会です。今年度は 「羽田」を舞台に、過去最多の計117小間の社団体が出展することになりました。本展示会を通じて、来場者と出展者との産学連携や新製品・新技術開発等を促進されることを目的としています。
 本学からは、工学部工学科建築コースの山本 佳嗣准教授が下記の内容で出展を致しました。

【出展タイトル】
「感染性エアロゾルの室内挙動に関する研究」

【技術概要】
 新型コロナウィルスのエアロゾル感染を想定し、室内環境(温湿度・気流)やパーティションの有無がエアロゾル拡散にどのように影響を与えるかについて人工気候室にて実験を行った結果を紹介しました。

【想定される活用例】
 効果的にエアロゾル除去を行うための機器等への応用が可能であり、卓上空気清浄機等を改良したパーソナル空気清浄+タスク冷房、換気を阻害しないパーティション、家庭用簡易陰圧化のための換気装置など、換気効率の向上や気流によるエアロゾルの制御を実現する機器の開発を目標としています。
 山本准教授は研究内容に関するプレゼン動画をアップし、現地での説明はエアロゾル拡散の研究を行っている大学院生の網野太河君が行いました。来場者は30名を数え、今後の共同研究につながることが大学の喜びになります。

写真は、学長と大学院生の網野君です。