設立20周年/大賞受賞記念 古川タク『タクペディア展』開催
我が国初の専門学科として2003年に設立された東京工芸大学アニメーション学科は、創立100周年を迎えた本学と同じ昨年2023年に20周年を迎えました。その設立に参画し2015年まで本学教授、客員教授など様々なかたちで教鞭を執り、多くの学生を導きながら2004年に紫綬褒章、2012年に旭日小褒章を受賞するなど、日本を代表するアニメーション作家である古川タク先生は、若手の体力に負けず、現在も創作活動に打ち込み続けています。そのひとつとして生み出された作品集「TAKUPEDIA」が、先頃2024年度第53回日本漫画家協会賞カーツーン部門にて大賞を受賞しました。そんな古川先生の存在は、現在本学に通う学生たちにとっても創作における刺激になると考え、2つを記念し本展を企画しました。「TAKUPEDIA」から抜粋したインスタレーション、古川先生の代名詞ともいえる「おどろき盤」など様々な作品を展示に加え、トークショーも展開。古川タクという不世出の作家を見つめる本企画にぜひご来場ください。
【主催】東京工芸大学芸術学部アニメーション学科
【共催】アニドウ・フィルム
【企画/協力】古川タク、なみきたかし、佐藤史菜(アニドウ・フィルム/オープロダクション)、橋本裕充(ムジカライズ)、橋本典久
【協力】日本アニメーション協会
[お問い合わせ]takupedia.ten@gmail.com
アニメーション学科 オフィス/03-5371-2720
古川タク
1941年 三重県生まれ。TCJ、久里実験漫画工房を経て70年代よりフリーランスのひとこま漫画家、アニメーション作家、イラストレーター、絵本作家など多種の肩書きを持ちながら、ふにゃふにゃ線画によるマルチアーティストとして今日に至る。アヌシー国際アニメーション映画祭審査員特別賞、第25回文芸春秋漫画賞、毎日映画コンクール大藤信郎賞、朝日広告賞、文化庁メディア芸術祭優秀賞などを受賞。現在、日本アニメーション協会(JAA)名誉会長、ICAF名誉実行委員長、新千歳空港国際アニメーション映画祭名誉実行委員長。