東京工芸大学芸術学部フェスタ2021電子図録

46 芸術学部フェスタ2021 FESTA-20 研究ポスター デザイン学科 髙城 光 TAKASHIRO Hikari 本研究の最終目的は列国金文書体、特に蔡国金文をモデルとした書体 デザインと、そのプロセスの言語化である。 列国金文書体は、春秋戦国時代以降に中国大陸各地で多様化した金 文書体の総称である。金文書体の一般的なサンプルは拓本として流布 している。書体の特徴を書体として再現するためには、資料に表れた形 の解釈と、特徴の編集・再構成が必要である。本研究では、この過程を 可能な限り言語化し、書体の特徴と形態の関わりを明示することを試み ている。 今回の発表では、昨年の発表に続き、蔡侯盤・蔡侯尊にあらわれた文 字のトレースを元に、書体化に必要なパーツとディテールの整理を行っ た。 「蔡侯盤」銘文の再現書体 2013年多摩美術大学大学院美術研究科デザイン専攻修了。同大学グラフィックデザイン学科助手を経て、 2018年より東京工芸大学芸術学部デザイン学科助手。 大学在学中よりタイポグラフィ研究を始め、言葉を「読む」ことと形を「見る」ことによる文字の伝達機能の総体に ついて、金文書体、篆書体を題材に研究している。 日本デザイン学会、芸術工学会、日本漢字学会会員。

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