ICAF2017東京上映が終了しました。

東京工芸大学(アニメーション学科)が幹事校の1校を務める学生アニメーション映画祭、
インター・カレッジ・アニメーション・フェスティバル2017(ICAF2017)が9月18日に
東京での上映を終了しました。今後は各地方で巡回上映に移ります。

アニメーション学科の作品は17日に上映され、上映後は作者の登壇がありました。

作品の説明をする現在研究生(昨年度学部卒業)の服部さん。

服部さんの作品、「夢TV」

みんな今年の3月に卒業して様々に仕事をしていたりするので、会場に来られなかった卒業生もいましたが、4名の出品者と教員が壇上に上がりました。

そして全28校の作品を1作づつ集めた、観客賞対象の各校選抜プログラムに工芸大から選出されていた、コ・カさん(大学院修了)の作品、「コーヒータイム」が見事、観客賞2位を受賞しました。
かつて「コーヒーブレイク」を制作された古川タク名誉実行委員長より表彰されるコ・カさん。

受賞の感想を話すコ・カさん。
おめでとうございます!!

さらに、今回のICAFではメインビジュアルを卒業生の尾崎さんが担当しています。
メインビジュアルポスターを持つ尾崎さん。

ICAFの上映は終了しましたが、参加作品の詳細はこちらでご確認いただけます。
ICAF2017東京工芸大学

カテゴリー: 1・学科/学校紹介, 4・卒業生の活躍, 5・受賞・上映報告

来週15日から後期授業開始です。

その前の14日に前期全体講評会がありますが、15日金曜日から授業が開始されます。

<後期制作系に向けて>

つまらない気持ちで制作をしてはなりません。
勉強をしている以上、型にはまった発想でお茶を濁すことよりも背伸びをするべきです。
やったことのない技法に挑戦することも、超絶技巧を真似ることも、大作を目指すことも構いません。
でも、背伸びの仕方を間違えてはいけません。
背伸びをしすぎて倒れてはいけません。自分がかろうじて出来るギリギリの線を探ってください。
それを意識せずに超えると中途半端に終わります。
思う通りに出来ないとやる気を失います。
出来るはずとか、やりたいという気持ちが強いほど、膨れた理想を収拾出来ません。
苛立っているところに先生から修正を求められると意地になります。
そして企画倒れがどこから始まったのかを反芻することなく、出来ないことに耐えられず、やめてしまいます。
見せることも避けたくなります。

「失敗を恐れず」という言葉がありますが、まずは成功を求めてやるべきで、最初から失敗を想定するものではありません。
失敗ありきは計画を甘くし、結果を軽視するようになります。
失敗しても次があるにしろ、失敗に至る理由を客観的に見つめられなければ同じ事を2度3度と繰り返します。
失敗しても「やっていくうちに上手くなる」のではありません。失敗の分岐点を見つける努力なくして成功はありません。
やみくもな根性だけで突き進んでも何も解決しません。
だから背伸びをやめて一度基本に戻ることも大切です。それは挫折ではありません。

挫折を繰り返して強くなるとも言いますが、失敗を繰り返しながらモチベーションを維持出来る人は多くありません。
それが出来る人は、確固たる未来の成功が完璧にイメージ出来ているか、何か成功体験がある人です。
もしあなたがそうでないのなら、たとえ全体的に上手く出来なかったとしても小さい成功を掴み、積み重ねてください。
誰もいきなり覚醒しません。
才能の爆発を期待してはいけません。
誰もが平凡で、ただちょっと人より絵が好きで、人より少し多く描いたりしていた人達がここにいるだけです。
だからきちんと続けないと成長しません。
もし周りより自分が出来ると思っている人がいたとしても、外から見れば差はわずかでしかありません。
逆に言いえば、自分が他人よりも下手だと嘆く必要もないのです。

伸び悩みを感じる人は時間の使い方を学んでください。
ゴールに向かうためにどういうことを学ぶべきかを良く考えてください。
決して効率の良さを学べという事ではありません。
慣れていないうちから『やり方』に固執して方法論で考えれば、柔軟な発想は失われます。
だから効率の良さなど考える暇もないくらい努力するしかないのです。
そのために4年間という社会から離れた時間があるのです。

与えられた課題は、その意図を理解、解釈し、自分自身に向けてさらに役立つものに変えるのです。
授業課題の中に自分の課題を作り、クリアを目指してください。
その自己課題を教員に伝えるべきで、そうすると多分ヒントを教えてくれると思います。
ただ淡々とやっていくより上立つは早まるでしょう。そこは隠さず積極的になるべきです。
自分をないがしろにせず、真摯にやるべきです。

そしてこれらは全て向上心の話です。
だからソツなくこなして良い採点がなされたとして、それが己の血肉になるのかはよく考えてください。
出来ることを出来るようにやって「出来たね」という結果が出る。それでは刺激がなくなり、この環境がつまらないものになります。
予測通りの回答を受け続けると、生き方を「なめる」ようになります。
小さな世界で尖っても意味はありません。
アニメーションは職業に直結する技術論として受け止められますが、たとえば文学部の学生が全員文学者にならないように、アニメーション学科の卒業生がどのような道に進んでも構わないわけです。
そのため在学中に得たことを繋ぐ工夫や努力をしなければ、大学は無用の長物になってしまいます。
今ここで学んだことを将来に活かせるかどうかは自分次第です。
人生は長いかもしれませんが、「今」は一瞬です。
そしてあなたが出来ることを出来るようにやっている「今」、出来ないことを乗り越えて、先へ先へと進もうとしている人がいます。
もしも今、何らかの理由で学科で学ぶ目標が曖昧になってきた学生がいるならば、それはアニメーションを学ぶ事で得られる可能性に対して視野狭窄に陥っているのかもしれません。
自分で自分の可能性を狭めても何の得もありません。

上達には一人づつのプロセスがあり、全て時間がかかります。焦ってはいけません。でも課題内容や提出締切は守らなければなりません。
制約の中で伸びやかに学ぶ事が求められます。
そのジレンマを感じながら学ぶのが学校です。だから好きでやっているはずのアニメーション制作も、課題となれば楽しいだけではないのです。
好きなことだけをやりたい。知りたいことだけを知りたい。それでは学校は不要です。
学校にいるという事は、個人で見知れる範囲以上のことに気付く可能性があるという事です。
そして与えられることを待つのではなく、自らの手で探すことです。

後期が始まる前にそこをしっかり見つめ直して新たな気分で始めて下さい。

カテゴリー: 1・学科/学校紹介, 其の他

ICAF2017に今年も参加します。さらに運営担当もします。

東京工芸大学アニメーション学科は、今回で15回目となる学生アニメーション映画祭インター・カレッジ・アニメーション・フェスティバル2017(ICAF2017)に幹事校、そして運営担当校として参加します。
フェスティバルディレクターは小栁貴衛助教が務めます。

ICAFは2002年に始まった、全国のアニメーションを専門的に学ぶ事の出来る大学、専門学校などの教育機関で制作されたアニメーションを一堂に会する上映会です。
今年は28校が参加します。

アニメーション学科からは9月17日(日)C2プログラム(14:20~16:10)において

「ほもにむ」 紺野彩美 2:02[卒制]
「TECHNOLOGY」 今井洸暉 4:15[卒制]
「宇宙の片すみで」 金井千夏 6:17[卒制]
「霓裳倩影」 トウ・ソケン 6:53[卒制]
「withdrawal symptoms」 尾崎爽乃 8:11[卒制]
「夢TV」 服部笙太 9:20[卒制]
「coffee time」 コ・カ 4:04[院修了制作]

の7作品が上映されます。

また今回のポスターイラストレーションを「withdrawal symptoms」で作品上映もある尾崎爽乃さんが描きました。尾崎さんは漫画家としても活動をしており、ここでは本名で記しましたが、尾崎演名義でイラストレーションを仕上げています。

『インター・カレッジ・アニメーション・フェスティバル2017』
◎会期 2017年9月15日(金)~18日(月・祝)
◎会場 国立新美術館 3F講堂および研修室
東京都港区六本木7-22-2
◎時間 以下のタイムテーブルにてご確認下さい。
◎入場無料
↓最新情報は以下のWEB等をご覧下さい
カテゴリー: 1・学科/学校紹介, 4・卒業生の活躍

アニメーション学科とデザイン学科の卒業生が制作に参加!

東京工芸大学の卒業生4名が参加して制作されている、

現在配信中の『せいぜいがんばれ!魔法少女くるみ』にご注目ください!


監督・脚本はデザイン学科出身の松本慶祐さん
アニメーション学科卒業生の植草航さんがキャラクターデザインを担当。

作画・背景の酒井浩史さん、作画担当のスズキハルカさんもアニメーション学科の卒業生です。

『せいぜいがんばれ!魔法少女くるみ』
AbemaTV「新作TVアニメCH」にて毎週土曜24時より配信中!
「新作TVアニメチャンネル」公式サイト

new-anime-ch.abema.tv

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『ポンコツクエスト』などでおなじみの松本慶祐の最新作が登場!
ごく普通の中学生・安土桃山くるみが突然「美少女魔法少女恐竜天使戦士「プリマエンジェル」のひとりに選ばれ、悪の組織「暗黒ホエールズ」と戦うことになるのだが、主人公は彼女ではなく、怪人達と戦う様子を傍観する男子高校生三人組だった!?
松本慶祐のほか、東京工芸大学出身の植草航、酒井浩史、スズキハルカも参加!

・スタッフ
監督・脚本:松本慶祐
キャラクターデザイン:植草航
作画・背景:酒井浩史
作画:スズキハルカ
アニメーション制作:Pie in the sky

・キャスト
鈴木キヨシ:林勇
高橋イサム:羽多野渉
佐藤シゲル:寺島拓篤
プリマピンク(安土桃山くるみ):久保ユリカ
暗黒大明神:関太(タイムマシーン3号)
デビるん:松本慶祐

・キャストさんのコメント

★林勇さんのコメント
キヨシ役を演じさせて頂きました。くるみの暴走?にとにかくツッコミを入れまくる役で
ここまでツッコミに特化した役は初めてだったので、非常にやり甲斐を感じています。
現場の雰囲気もすごく良くて、この空気感が伝われば良いなと思っています。
是非、お楽しみ下さい!

★羽多野渉さんのコメント
何役に決まるか本番直前までわからないというユルユルな収録でしたが、
そのお陰か普段のアフレコにはないシュールさがあるのではないかと思います!
長く愛していただけるような作品になったら良いなと思います。頭を空っぽにして楽しんでください!

★寺島拓篤さんのコメント
全容が掴めないままアフレコ当日を迎え、何が何だかわかないまま始まって、
何が何だかわからないまま終わったような印象です(笑)
今まで関わらせていただいたことがないタイプの作品なので仕上がりがめちゃくちゃ楽しみです!
お笑い芸人の関さんがアフレコをしっかりやろうとしてくださっている分、我々声優陣は笑いのテンポや
空気をしっかり出せるように頑張ります!せいぜい起これ、化学反応!

★関太(タイムマシーン3号)さんのコメント
魔法少女くるみで怪人の声をやらせてもらってます。毎回出てくる色々な怪人たち、全部の声を担当しています。とはいえ僕の技術ではまだまだそんなにパターンを出せるほどにはなっておらず、話が進んで行くにつれて、再び同じ声の怪人が出てくる可能性があったりしますが(笑)、そこはご愛嬌でお願いします。
僕の素人っぽさを補ってくださる素晴らしいメンバーに囲まれておりますので、楽しんでやらせていただけてます。
アニメのストーリーとしては1話のテンポ感が非常に良いので日常の隙間、隙間で見てくださればと思います。

★久保ユリカさんのコメント
アフレコ前は秘密が多く‥(笑)
作品の内容も詳しく知らないまま、ただ台本だけを握りしめて収録現場に行きました!
今までの経験であまりない環境だったので、すごく勉強になりましたし、とにかく楽しかったです。
くるみとは、末長く一緒に歩んでいけたら嬉しいです。

★森久保祥太郎さんのコメント
パイレイトという悪の幹部を演じさせていただきまして、良い意味で王道な善 対 悪の掛け合いと、
この作品ならではのシュールさの素敵なマリアージュで楽しく収録できました。
今後まだまだいろんなキャラクターが登場してくるかも?と、小耳に挟みましたので、
また何かしらの形で参加させていただけたらなと思います。

OPテーマ:「ガールズ・オンリー・ミラクル!」/Mia REGINA
作詞:松井洋平  作曲・編曲:AstroNoteS

EDテーマ:「私立笑顔ヶ丘中学校 校歌」/鈴木キヨシ(CV.林勇)、高橋イサム(CV.羽多野渉)、佐藤シゲル(CV.寺島拓篤)
作詞:松本慶祐 作曲・編曲:CMJK

カテゴリー: 4・卒業生の活躍

まにわ映像フェスティバル その3

まにわ映像フェスティバル2017
その3

今年の新しい試みとして、LED照明でのライトアップもやりました。

駐車場から館内の中庭への動線として、安養寺山門前の道をライトアップ。
山門にはなんとミラーボール!

バチ当たらないの?という声もあるかもしれませんが、お寺さんからは山門は本堂と違って仏様はいらっしゃらないので大丈夫ですよ〜と言っていただいております。テストの日には若いお坊さんにも面白いと言っていただき、写メも撮っておられました。
(お墓の中の方々、お騒がせいたしました)

LEDのコントロールはマッピングに使っているMadMapperで制御。
色と明るさが変化するムービーを作って、それをRGBの情報としてDMXでアウトプット。

なので、アニメーションを作る工程と変わらず作れます。

どちらかというと、LEDの工作のほうがよっぽど手間が掛かりました。
明け方までハンダ付け。

パターン制御するムービーはモーショングラフィックスが得意な櫛本くんが担当してくれました。

このLEDは結構面白かったので、もう少し追求してみたいですね。

映像のRGBとLEDのRGBの色の差があるので、その辺りもまだまだ追い込みたいです。

カテゴリー: 3・在学生の活動, 9・イベント情報, 三、四年生

まにわ映像フェスティバル その2

まにわ映像フェスティバル2017
その2

ひしお中庭では、床面にアニメーションを投影。

子どもたちがそのアニメーションを追いかけ、キャッキャとハシャギまわります!

センサーなどを使ったインタラクティブな作品ではありません。
ですが、子どもたちはいつも大喜び。

センサーでこちらが用意したルールで遊ぶよりも、もっと自由な発想で子どもたちなりに映るアニメーションとの遊び方を発見します。
それはいつも大人の発想を超えています。
自分と映るアニメーションとの関わりを考える姿がとても可愛いです。

アニメーションの中身は単純な方が子どもウケが良い。
単なる青と赤の丸が動くだけ、みたいなそんな手抜きかと思うようなアニメーションのほうが子どもは喜んでくれるので、何が正解かが分からなくなる時もあります。

反応がダイレクトなので、作ったこちらがとても幸せになれる作品。

カテゴリー: 3・在学生の活動, 9・イベント情報, 三、四年生

まにわ映像フェスティバル その1

橋本研究室ではこの夏もまにわ映像フェスティバルで作品を発表して来ました!

ひしおホールでのICAFの15周年上映はまだまだ続いておりますが、僕らのマッピングイベントは終了したのでちょっとだけ振り返り。その1

今回のまにわ映像フェスティバル2017へは、3年生10名、お手伝いに4年生3名の13名の学生で参加しました。

マッピングイベントは3日間、8月18〜20日の夜。
イベントで展示したのは3つの作品です。

ひしおの駐車場側壁面に投影したアニメーションマッピング。
ひしお入口へ続く、安養寺山門へのライトアップ。
ひしお中庭での床面アニメーション。

そしてプレイベントで制作したピクシレーションも忘れてはいけません。

駐車場壁面のアニメーションは、勝山や真庭の自然が舞台。
主人公のホタルの妖精がカラスに奪われた鈴を取り返しに行く物語です。
そしてその鈴は、プレイベントの映像で妖精に扮したホタルっ子ミュージカルの子どもたちがバトンリレーした鈴、という設定。

例年よりも、ストーリー重視の作品になりました。

カテゴリー: 3・在学生の活動, 9・イベント情報, 三、四年生

まにわ映像フェスティバル2017 プレイベント

FireFly hokuboまにわ映像フェスティバル2017
橋本研究室がプレイベントとして北房で行ったワークショップの作品です。
7月29日・30日、岡山県真庭市北房地域の名所にて、地元の「北房ホタルっ子ミュージカル」の子供達に出演してもらい、ピクシレーションというコマ撮りアニメーション作品を制作しました。
北房の名物であるホタルが、大切な荷物を運んでいくという物語です。

29日の13時から日没までの撮影、同時並行で手描きのエフェクトをエフェクト班が描き込み、翌日お昼までに仕上げた作品。
カラコレとかブレの補正など細かな処理は戻ってからさらに処理してますが、ほぼ24時間で作ったのだから、今年のチームはとても頑張った!

3年生10名、4年生3名、合計13名で作りました。

それとタクゼミ5期の卒業生である吉備国際大学のキムイェオン先生と吉備の学生2名も参加してお手伝い頂いてます。

ワークショップといっても、作品としてカタチになっているのが何より嬉しいですね。

暑い中の撮影のあと、真冬並みの洞窟の中での撮影。
汗だくのTシャツがキンキンに冷えまくって体の芯まで冷えきりました。

動画はこちらからごらんになれます

https://www.facebook.com/hashimotosemi/videos/673443879525592/

カテゴリー: 3・在学生の活動, 9・イベント情報, 三、四年生

茨城県立笠間高校

有名な陶芸や、美術館も多く集い芸術文化のかおる街・笠間市にある茨城県立笠間高校でコマ撮りアニメーションの講座を行ってきました。笠間高校へは毎年お伺いしアニメーションの講座を行っています。今年は1、2年生合わせて40人を超える受講生という事で準備した機材も大量、4年生と卒業生のお手伝いスタッフと共に臨みました。

一通りのレクチャー後に取り組んだ課題は、画面に描かれた○から始まって○で終わる”しりとりアニメーション”。動きのコツを試行錯誤し制作した1人1秒のアニメーションは順不同繋がれ、全部で40秒を超える見応えのある作品に仕上がりました。

2箇所に分かれて撮影します。早めに描けた人はその場でプレビューして修正も。後半戦はエイヤ!の一発勝負!完成試写はドキドキの上映となりました。

笠間高校の生徒のみなさん、お疲れ様でした!先生方ありがとうございました!

終了後は日本三大稲荷の笠間稲荷神社にお参りもしてきました。

カテゴリー: 9・イベント情報, 其の他

8月13日オープンキャンパス

お盆まっただ中の8月13日に今年最後のオープンキャンパスがありました。
今回初めてこの時期の開催となり、はたしてどれくらいの方が来るのかな?と思っていましたが・・。

盛況でした。
シアターの収容人数は補助席を出して90人前後なのですが、ほとんど座席が埋まることもあり、複数回卒業制作の上映プログラムの増刷りをする状況に。

2号館横のメディアラウンジには【研究室】紹介がありました。一気に数十名の方が入られてぎゅうぎゅうになる事もしばしば。

午前午後関係なく、受付にも人の波。地下階の食堂では「食材が切れそう!」とかなんとか・・。

3階の課題作品を並べた廊下にも結構な人数が集中。アニメーション作画体験コーナーも満席につき増席をすることになりました。

はたしてなぜ、急激に来校される方が増えたのかはわかりません。
お話を聞くと、高校1年生から今期の受験生、留学希望者に大学院、研究生志望まで様々でした。

ありがたいことではありますが、「本当になぜ?」というのが心境です。
東京工芸大学は写真大学時代から数えれば創立90年を超え、アニメーション学科でいえば日本で初めて出来た4年制のアニメーション専門の学科なのですが、都心の真ん中にキャンパスを据えるもののその認知度は今ひとつというのが実感でした。
『工芸』という文字から「陶芸とか伝統工芸の学校?」と言われてしまうことも頻繁にある悲しさ。
また『学科は特定の技術教育に特化するのではなく、作品のアウトプットまで考えることが総合的なアニメーションの学びである』というポリシーを真摯伝えているつもりであっても、中野キャンパスの施設案内としてシアターを紹介すれば「そんな上映環境が大学に必要なの?どうせ客寄せでしょ?」と言われてしまい、とても悔しい気持ちになる事もあります。シアターは大画面で見る事、良い音の環境を知ること、色を知ることなど重要な役目があります。そしてシアターを維持するのは学生が中心となって行なっており、上映を継続する環境保持はものすごく大変なのです。日々日頃気軽に見られる上映環境は、どこかの誰かが頑張って保っていると知る事も学習の一つです。
技能教育だけを取り出せば、専門学校より劣る部分はあると思います。しかしアニメーションを総合的に学ぶ学科として、それに限らない教育を求められていると思います。「研究系」を擁する、研究機関としての大学の強みも、まだまだこれから頑張って見せていくところだと思います。
ですから、アニメーション学科が何を行なっているのかを知っていただく事はとても重要であり、そのためにOCなどの場では様々にやってきたと思っています。
そしてそれはアニメ・アニメーションに対するちょっとしたネガティブなイメージの払拭にもなると思っています。
アニメーションは今年日本で100年と言われます。決して新参者ではありません。職業訓練のためだけに学ぶものではなく、美術、芸術として学問として認められるものです。
今回御来校いただいた方々がどのようにして本校、本学科を見つけたのかはまだわかりません。
しかしながら、まず学科を知っていただきたいです。
そして受験を考えていなかったとしても、出来れば一度来た事のある学校という事で、継続的に「最近はどういうことをしているのかな?」と思っていただければ幸いです。
多くの方々にご来校いただき、誠にありがとうございました。

学科ではツイッターも開設しています。
こちらもご覧下さい。

https://twitter.com/anim_kougei

カテゴリー: 1・学科/学校紹介, 8・オープンキャンパス/入学希望, 9・イベント情報

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