科目名 身体表現論(Physical Expression)
担当教員 柿沼 美穂
単位数 2
授業区分 選択
年次配当 1
開講区分 2018年度 後期
科目概要 「物」と「心」の二面を備える身体と、身体による表現を包括的に理解する方法を論ずる。できるだけ作品制作へつなげられる契機となるような視点を提供する。 
到達目標 自らの身体感覚を意識的に捉えることができる。特に、運動と感覚の関係の不思議さを体感することから、身体による知覚および表現の新たな可能性について理解するとともに、それを自らの作品制作に活用する基盤を得る。
授業内容 ※科目概要参照 
授業計画 (1)身体とは何か
(2)身体の能力と、その能力に気づくこと
(3)科学では解明しつくせない身体の不思議について
(4)日常的な身振りとコミュニケーション
(5)動きの質を考える:Labanの舞踊理論について
(6)動きをより深く「観察する」ために
(7)身体表現の把握とその記録について考える
(8)道具や環境が身体に与える影響について
(9)舞踊の始原と変遷:芸術としての身体表現を概観する
(10)現代における舞踊文化の展開
(11)動きの質がもつ力:Effort理論を用いて考える
(12)Labanの理論に基づく舞踊作品分析1:分析のポイント
(13)Labanの理論に基づく舞踊作品分析2:他作品との比較検討
(14)作品分析のまとめ
(15)まとめ:さらなる身体表現の展望へのヒント  
履修上の注意 レポートの課題として(場合によっては授業中に)、一人ひとりに実際に動いてもらい、より深い理解の契機とすることを考えている。ただし、このようなときの動きの上手下手は、評価には関係がない。それよりも自分自身の身体の感覚を、できるだけ先入見なしに捉えられるようにすることに気を配ってほしい。 
準備学習(予習,復習について) 授業の内容は、自分自身の身体の感覚や動きという非常に身近なことであるが、身近なだけに概念(言語)化して捉えなおすことは必ずしも容易ではない。ただし、自分の身体を動かして知覚したり表現したりしてみるとより把握しやすいことなので、できれば授業の後に自分で身体を動かし、その感覚をできるだけ正確に言語化してみることを勧めたい。特に、レポートのうちのひとつは、実際に自分の身体を動かし、それを基盤として考察するような課題を考えているので、その際には必ず自分で実際に「動いて」考えること。また、自分自身が知らないうちにもっている先入見や思い込みに引きずられないようにしてほしい。 
試験方法 2つのレポート(小レポートとレポート)提出による。
成績評価方法 全体を100点として評価する。
(1)平常点(出席率、アンケート、リアクションペーパーの提出など):50点
(2)レポート(2回を予定)提出:50点
 ※出席が2/3に満たない場合は、単位の認定はしない。 
教科書等 【教科書】
特になし。資料は毎時間配布する予定。また、参考資料があれば授業内で適宜指示する。 
備考
ルーブリック{http://www.t-kougei.ac.jp/student/kyoumu/rubric/2018art/201830.pdf}
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連
{http://www.t-kougei.ac.jp/student/kyoumu/curriculum_art/}