科目名 比較文化論(Comparative Cultural Studies)
担当教員 松中 義大
単位数 2
授業区分 選択
年次配当 カリキュラムにより異なります。
開講区分 2018年度 後期
科目概要 比較する元となる日本文化とは何か、という点にこだわりつつ、言語、自然観、絵画様式などについて、特に影響の強い西洋の文化と比較し考察する。また、単に「比較する」という視点を超えて、日本人が拠って立つ世界観・価値観がどのようなものであるかを考える。
到達目標 自分たちの拠って立つ文化的基盤をより客観的にとらえ、さまざまな文化を相対的に比較することで、複眼的(国際的)視野と姿勢を身につけ、日常生活や創作活動に活用することができる。
授業内容 比較文化論とは大変に幅が広い学問分野です。また、学者だけが研究してきたものでもなく、例えば旅行家、探検家は訪れた土地の文化と自分の文化とを比較・考察したことでしょう。あるいは、もっと近いところでは「○○家」の文化と「△△家」の文化の違いを皆さんも学校などで友人と話すうちに気付いたのではないでしょうか。地球上の至る所で、人々は長い年月をかけて、その地に固有の文化を育んできました。特に、私たち日本人は古来からの固有の文化に加え、古くは中国からの影響、近代になってからは西洋の文化の影響を強く受けて、日本の文化を形成してきました。この科目では、比較する元となる日本文化とは何か、という点にこだわりつつ、特に影響の強い西洋の文化をどう受け入れたかという点を考えてみます。
授業計画 1.ガイダンス
~日本語にみる日本文化(他の言語との比較からわかること)~
2.日本語の「わたし」、英語の「わたし」
3.ウチとソト
4.日本語の好み、英語の好み
5.コミュニケーションのあり方
~日本の文化と西洋の文化~
6.庭園にみる自然観の違い
7.視点と芸術・文化
8.外国人から見た日本
9.日本文化と歩んだ欧米人
10.西洋文化に触れた明治日本
11.西洋音楽との出会い(1):オラショ、3つの「君が代」
12.西洋音楽との出会い(2):世界の国歌、「演歌」は日本の伝統?
~日本の文化力とメディア・アート~
13.映画・マンガ・アニメ(1):フリッツ・ラング、手塚治虫
14.映画・マンガ・アニメ(2):大友克洋、そして21世紀日本
15.世界の中の日本、まとめ
履修上の注意 ・授業計画は進行状況により変動することがあります。
・単に様々な文化に触れる(写真や映像で)という科目ではなく、一歩踏み込んで文化の内面に切り込んでいくため、抽象的な話になることが多くなります。「ものを考える」ということを敬遠しがちな人には向かない科目です。

準備学習(予習,復習について) ・予習は特に必要としませんが、授業内容を元にレポートを執筆してもらうので復習、または参考文献を元に発展学習をすることを強く推奨します。(概ね120分以内)
試験方法 期末試験としてレポートの提出を求めます。
成績評価方法 以下の2つを合わせて成績を評価します
1.小テスト(約50%)
授業最後に小テストを行います。また、出席管理システムと授業後の小テストの両方で出席を確認します。
2.期末レポート(約50%)
授業内容を元にして、レポートの作成を課します。
教科書等 毎回授業でプリントを配布します。
備考
ルーブリック{http://www.t-kougei.ac.jp/student/kyoumu/rubric/2018art/203060.pdf}
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連
{http://www.t-kougei.ac.jp/student/kyoumu/curriculum_art/}