科目名 音楽学B(Musicology B)
担当教員 高橋 智子
単位数 2
授業区分 選択
年次配当 3
開講区分 2018年度 前期
科目概要 この授業では、20世紀以降の音楽を主な素材として、「前衛」や「実験」呼ばれてきた音楽とその周辺事象をとりあげる。常に視覚芸術をはじめとする様々な分野との違いや共通項を意識しながら、聴覚芸術としての音楽の特殊性を学び、基本的な知識を身につける。 
到達目標 音楽芸術の歴史的成立過程を概観しながら、20世紀以降の音楽の様々な潮流について理解し、説明することができる。様々な音楽の特殊性や様式の違いについて理解し、自身の専門分野にもいかすことができる。
授業内容 音楽を学問として掘り下げる場合、音楽理論や楽譜の読み方などの専門知識が必要になるが、履修者各自が音楽にたいして興味と関心を持っていれば理解できる内容に努める。今日、私たちが親しんでいる音楽が、美術や映画など諸芸術の歴史的な歩みの中でどのように展開したのか、その時代や芸術思潮の理解の助けとなる作品を参照しながら解説する。この授業は主に20世紀以降の作品や芸術思潮をとりあげるが、必要に応じて様々な時代、地域の事柄にも言及する。
授業計画 1. イントロダクション 音楽をとりまく状況 
2. 音楽について思考することとは?
3. 音楽理論の基本:音の高さ・音の長さ・音の組織
4. 近代芸術音楽の成り立ち:調性と無調
5. 「音」の構成:トータル・セリー、ミュージック・コンクレートほか
6. 偶然性と不確定性の音楽
7. 図形楽譜と抽象表現主義絵画
8. ミニマル・ミュージックとミニマル・アート
9. ノイズと音楽①:騒音芸術の思想とその後
10. ノイズと音楽②:様々なノイズ音楽
11. 即興演奏
12. 実験映像・実験アニメーションと音楽
13. 声による新たな表現
14. 音楽と空間
15. 授業内試験
履修上の注意 音楽を「聴く」意志をもって授業に臨むこと。配布プリントは保管し、毎回持参すること。
準備学習(予習,復習について) 授業では音楽作品の全体を聴くことができない場合も多いので、授業内で扱った曲については必ず家で通して聴いてみること。
試験方法 最終授業日に授業内試験を行う。音源テスト(音楽を聴いて答えるテスト)も含まれる。
成績評価方法 授業回数の2/3以上の出席を条件として、
授業内課題 30%
期末筆記試験 70% で評価する。
教科書等 毎回プリントを配布します。

【参考図書】
アラン・リクト、 ジム・オルーク『サウンドアート ──音楽の向こう側、耳と目の間』木幡 和枝 監修(フィルムアート社)2,700円+税
白石美雪(編著)、横井雅子、宮澤淳一『音楽論』(武蔵野美術大学出版局)、2,700円+税 
備考
ルーブリック{http://www.t-kougei.ac.jp/student/kyoumu/rubric/2018art/203791.pdf}
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連
{http://www.t-kougei.ac.jp/student/kyoumu/curriculum_art/}