科目名 道具論(Instruments for Design)
担当教員 小俣 邦夫
単位数 2
授業区分 選択
年次配当 3
開講区分 2018年度 前期
科目概要 現代の道具世界の成り立ちと近未来のあるべき姿をつくるために体系的・総合的に探求してきた道具学の成果のエッセンスを解説する。
到達目標 道具と人間のかかわりの実相を、道具の側から観察していく視点を身に付け、良い道具、ひいては正しいデザインを実践できる。
授業内容 ※科目概要参照
授業計画 道具論―生活デザインの基礎学として
PART Ⅰ 道具と人間―そのかかわりを読む
1.ひょうたんとどくろ盃
  道具のはじめ、道具の定義、人間にとって道具と、道具はなぜ変わるか
2.この100年、道具が変わって、人はどう変わったか
  頭のてっぺん、頭の中味、耳、鼻、目に付ける道具100年
3.身に付ける道具の100年
  首、肩、胸、手、ポケットの中から足の先まで
4.道具の世界の見かた―道具学の枠組づくり
  原始道具から超道具まで
5.人と道具―生命の「極限の道具学」
  道具学映画『水筒と飯盒』孝寿聰監督作品

PART Ⅱ 道具のうつりかわり―その意味を解く
6.生活道具に一万年
  縄文以来の日本列島・生活道具はこの一万年でどう変わったか
7.生活道具の100年
  文明開化から現代まで、何がどう、なぜ変わったか
8.生活道具はこの50年でどう変ったか
  映画「三丁目の夕日」の昭和三〇年代とはなんだったか
9.エッセイ仕立てで学問する
  道具の見かた、考え方―水の道具誌、仕舞う道具誌、すわる道具誌
10.道具との出合いを仕組む
  道具学会海外比較道具文化探検・身辺の秘境を探る術

PART Ⅲ 道具をつくる技術、つかう技術
11.なぜ道具は二〇世紀は爆発的に繁殖したのか
  生活技術と産業技術
12.「子どもに刃物を待たせない」の誤り
  私の鍛冶道場修業・子どもに刃物を打たせろ運動(新潟三条市)
13.手わざと機械わざ
  人の技能と器械の機能、身体と道具、五感と道具
14.人を無能化する道具、無脳化する道具
  奥の細道をゆく―パソコンとケイタイ持たずに
15.道具世界―これから
  人間復興の世紀へ。良い道具とは、正しいデザインとは

履修上の注意 特になし
準備学習(予習,復習について) ・日頃より色々な道具に興味を持って観察しておくこと
・自分の講義ノートを整理し知識のまとめをすること
試験方法 ※成績評価方法参照
成績評価方法 【成績評価方法】以下の割合で総合評価する
・平常点(出席率を含む):45%
・講義ノート提出:55%
※出席が2/3に満たない場合は、単位を与えない。
教科書等 参考書
『水の道具誌』山口昌伴、岩波新書740円
『道具学への招待』道具学叢書001・道具学会編 ラトルズ刊2000円
『首から上の道具学』道具学叢書002・道具学会編 ラトルズ刊2000円
『台所の一万年』山口昌伴、社団法人農山漁村文化協会2880円
『台所の100年』日本生活学会編、ドメス出版4320円
『道具論』榮久庵憲司、鹿島出版会3100円
備考
ルーブリック{http://www.t-kougei.ac.jp/student/kyoumu/rubric/2018art/233410.pdf}
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連
{http://www.t-kougei.ac.jp/student/kyoumu/curriculum_art/}