科目名 情報と職業(Information and Occupation)
担当教員 川角 博
単位数 2
授業区分 選択
年次配当 2
開講区分 2018年度 前期
科目概要 情報科の教諭をめざし、学習指導要領の職業指導を含めた進路指導をするに当たり必要な基本的内容の理解と情報社会とビジネスとの関係についての一般論も意識している。このために、各種情報関連機器や通信技術の普及、インターネットビジネスや多様な情報産業の発展など、急速に進展する情報化は、現代社会にどのような影響をもたらし、私たちの日常や職業生活をどのように変えてゆくのか。本講義では「情報と職業」に関わる現代社会の諸問題についても考察する。
到達目標 情報技術と生活、ビジネス、社会との関連についての歴史、現状、未来について説明できる。
情報に関する職業人としての在り方と職業倫理の基本について説明できる。
情報と職業に関連する様々な社会事象を多面的な視点から捉えることができる。
授業内容 各種情報関連機器や通信技術の普及、多様な情報産業の発展など、急速に進展する情報化は、現代社会にどのような影響をもたらし、私たちの日常や職業生活を、どのように変えてゆくのか。そして、問題解決のプロセスが新たな問題をひき起こす複雑な情報社会において、私たちには、これからどのような「職業倫理」が求められるのか。本講義では「情報と職業」に関わる現代社会の諸問題を考察する。
授業計画 1.オリエンテーション 「情報と職業」とは(第1回)
2.情報社会と情報システム(第2回)
社会基盤としての情報システム、行政の情報サービス等
3.ITの職種(第3回)
 情報処理技術者、IT人材、マルチメディア系職種、医療系職種等
4.情報化によるビジネス環境の変化
(1) 顧客情報の活用(第4回)
 コンビニの情報収集と活用、CTI、One to Oneビジネス等
(2) ビジネス環境の変化(第5回)
 ビジネス環境の変化、情報ビジネス、ビジネスモデル等
5.企業における情報活用
(1) 製造業での情報システム活用(第6回)
 製造業での情報システム、商品サポート、ビジネス拡大等
(2) 企業内ネットワークでのコンピュータの活用 (第7回)
 基幹業務での活用、サービス業での活用、企業内ネットワーク情報共有と活用等
6.ネットビジネス
(1) 新しいビジネスモデル(第8回)
 新しいビジネスモデル、ビッグデータの活用、スマートコミュニティー等
(2) 検索サービス(第9回)
 IT戦略、広告ビジネス、検索サービス、教育ビジネス等
7.働く環境と労働観の変化
(1) 職場環境の変化(第10回)
 労働環境の変化、IT技術者の勤労観等
(2) 情報化と人材(第11回)
8.情報社会における犯罪と法制度
(1) サイバー犯罪(第12回)
 著作権、肖像権、コンピュータウィルス、迷惑メール等
(2) 職業人・一般人の情報倫理(第13回)
 IT技術者の倫理観、情報犯罪、セキュリティ対策、ネット拡散等
9.情報社会におけるリスクマネジメント(第14回)
 リスクマネジメント、リスクマネジメントに関する法整備等
10.明日の情報社会(第15回)
仮想社会、教育の変化、デジタルデバイド、民主主義と情報等
履修上の注意 (1) 第1回はオリエンテーションを実施するが、単なる講座紹介ではない。ここで、本講義の性質と学習の仕方を十分理解してから履修すること。
(2) 教職課程「情報」における「教科に関する科目」に該当する。このため、教職免許を目指して受講する学生を一部意識して進行する(該当者以外の履修も可)。
(3) 事前課題レポートを書いて授業に臨むこと。事前課題内容について行う授業中の議論や発表に積極的に参加すること。このとき、事前課題レポートが活用される。
(4) 上記議論を受けて、事後の学習を進め、第2回目の議論への理解を深めておくこと。
(5) 授業終了時に毎回授業メモの提出を課す。学生証チェックをしても、授業メモ提出がなければ欠席扱いとなる。
(6) 両学部のほぼ全学科の学生が履修するため、専門性は低めに設定しているが、課題では深く考えることを要求する。
準備学習(予習,復習について) 【予習】授業には、複数の課題がある。これをレポート(授業2回に1通程度)にまとめ、レポートに基づいて議論、発表などを繰り返しながら、受講生の主体的な活動を通して学習を進める。このための予習が欠かせない(その内容は、すべて前時までに指示する)。このレポートをきっかけに、各回の講義に関連する最新の技術や、それに伴う社会的問題等を、図書館やインターネットを用いて学習しておくこと。ただし、単なる調べ学習に陥らず、独自の考えを高めておく。
【復習】当日の議論を受けて、事後の学習を進め、第2回目の議論への理解を深めておくこと。これに基づく次につながるレポート課題が用意される予定である。各回の講義で示された内容から、「対立する論点を持ち、答の容易に出ない問い」に対しても、自分の見解を具体的に育み、文章化すること。
試験方法 試験は実施しない。
成績評価方法 次の(1)~(3)の合算(上限100点まで有効)で成績評価:(1)レポート:1通最大10点、合計上限70点)、(2)授業メモ:(内容によるが基準は1通2点、合計上限30点) (3)授業中の有用な発言(授業メモに記載する。1回1点)、(4)授業中の発表(受講者数により回数制限あり。合計上限30点)。
 提出レポートにコメントをつけて返却するので、さらに理解を深める学習に役立てる。また、議論や発表については、相互評価結果を配布するので、論理展開や発表方法の改善に役立てる。
欠席が1/3を越える場合(6回以上)、無条件で不可とする。
教科書等 教科書 「職業と情報」オーム社(駒谷昇一、辰巳丈夫) 2500円
参考文献は授業中に紹介する。
備考
ルーブリック{http://www.t-kougei.ac.jp/student/kyoumu/rubric/2018art/242160.pdf}
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連
{http://www.t-kougei.ac.jp/student/kyoumu/curriculum_art/}