科目名 博物館情報・メディア論(Museum Information Process and Media)
担当教員 岩見 亮
単位数 2
授業区分 学芸員必修
年次配当 1
開講区分 2018年度 後期
科目概要  美術館・博物館に保管されるのは、形をもった「作品」や「資料」だけではない。それらがいつ、どこで、誰によって、何のために制作されたのか、といった「情報」の蓄積もまた美術館・博物館の重要な財産である。この授業では美術館の例を中心に、情報の収集と活用についての基礎的な方法論を学ぶ。具体的には、所蔵品基礎情報の収集とデータベース化、研究情報の蓄積と共有、アーカヴ資料の整理と公開が主な焦点となる。加えてGoogle Art Projectなどの高精細デジタルメディアを例に、美術館における感性的体験とデジタルメディアとの相互補完的な機能についても検討する。また美術作品のあり方が多様化・情報化する今日において、作品の保存と公開にデジタルメディアが果たすべき役割についても考察を加える。
到達目標 この授業の目標は、美術館・博物館における情報の管理活用に関する基礎的知識を習得するとともに、今日的視点を養うことにある。
授業内容 ※科目概要参照
授業計画 1. ガイダンス
2. 博物館情報・メディア論とは
3. デジタルメディアの基礎知識
4. 従来型メディアによる情報伝達(1):展覧会、カタログ
5. 従来型メディアによる情報伝達(2):教育普及、広報、紀要
6. デジタルメディアによる情報伝達(1):WEBサイト、展覧会、SNS、動画配信
7. デジタルメディアによる情報伝達(2):電子書籍、アプリ、VR・AR
8. ドキュメンテーションとデータベース(1):定義と意義
9. ドキュメンテーションとデータベース(2):メタデータスキーマ
10. ドキュメンテーションとデータベース(3):実例紹介
11. アート・アーカイヴ(1):定義と意義
12. アート・アーカイヴ(2):実例紹介
13. 諸権利の処理(1):著作権、フェア・ユース
14. 諸権利の処理(2):肖像権、個人情報の保護
15. まとめ
履修上の注意 原則として各授業の冒頭にレジュメを配布するが、これは授業の内容を網羅するものではない。板書や口頭で述べた内容は、レジュメに書込みをしたり、ノートに取るなどして記録すること。
準備学習(予習,復習について) 第一回目の授業で通期の授業内容の概要を述べる。予習は基本的に不要だが、気になるトピックについては事前に情報収集しておくこと。また授業内で紹介した事柄については、可能な範囲で自分の目で見て確認しておくこと。
試験方法 期末レポート
成績評価方法 平常点(出席率を含む)と期末レポートにより評価する。期末レポートは内容はもちろんのこと、授業で説明する論文としての基本的な手順に則っていることを重視する。レポートを提出しない場合、あるいは、出席が2/3に満たない場合は単位を認定しない。
教科書等 参考文献を必要に応じて講義のなかで紹介する。
備考
ルーブリック{http://www.t-kougei.ac.jp/student/kyoumu/rubric/2018art/296150.pdf}
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連
{http://www.t-kougei.ac.jp/student/kyoumu/curriculum_art/}