科目名 古文書解読(Paleography)
担当教員 海老原 慶法
単位数 2
授業区分 学芸員選択
年次配当 2
開講区分 2018年度 前期
科目概要 全国に数多く所在する歴史系の博物館には、古文書が必ずといっていい程、収蔵されている。古文書は、歴史を知る上で重要な史料である。
それは歴史を描くために書こうとしたものではなく、歴史の中に生きた人が書いたその時代の証明でもある。古文書の解読が歴史を組み立てるうえで極めて重要な柱といわれる所以である。
各地に所在する郷土史料館には、地域に密着した、こうした古文書類が数多く収蔵されているが、学芸員で解読できる物は少なく、専門家に解読を依頼している事例が多いと聞く。本講では、古文書の種類と筆跡を解説するとともに、近世の文書を中心に、古文書の解読のコツを講議しある程度まで古文書が読めるまで指導したい。更に、きれいな漢字、平仮名の書き方も随時指導し将来に資したい。
到達目標 1.全国に数多く所在する歴史系の博物館の古文書は、歴史を知る上で重要な史料である。そ    の 古文書の解読を通じて、歴史の中に生きた人が書いたその時代を、より深く理解出来る。 2.各地に所在する郷土史料館には、地域に密着した古文書類が数多く収蔵されているが、学   芸員で解読できる物は少なく、専門家に解読を依頼している事例が多いと聞く。本講では、    将来学芸員になった時に、自力である程度まで古文書を解読することが出来る。
3.近世の文書を中心に、古文書の解読のコツを理解でき、ある程度まで古文書が読める事が出  来る。
4.古文書の種類と筆跡を説明出来る。  
5.中国書道史における書体の変遷と日本書道史における書体の変遷について説明出来る。  6.各候文・各返読文字の読み下し方、訳し方を説明出来る。
7.御家流の草書体・行書体・変体仮名を解読出来る。                  8.旧字体・異体字・略字体等を判読出来る。
9.当て字・誤字について解読できる。
10.実際の江戸古文書を解読・読み下し・現代語訳出来る。  
11.きれいな漢字、平仮名(連綿等)の書き方も習得出来る。      
授業内容 科目概要参照のこと
授業計画 1.ガイダンス
2.古文書の定義・概念
3.古文書における問題点
4.中国書道史における書体の変遷 (殷時代・周時代・秦時代・前漢時代・後漢時代・三国時代・  ・西晋時代・東晋時代・ 南北朝時代・隋時代・唐時代)
5.日本書道史における書体の変遷 (奈良時代・平安時代初期・中期・後期)
6.古文書の字体と文法 (古文書の変遷と、その過程。 「候文」と返読文字について。      
  当て字・誤字について。)                      
7.古文書の字体 (御家流独特) の習得 (草書体・行草体・変体仮名・ 平仮名の母字・旧字体・
  ・異体字・略字体)
8.古文書の種類と筆跡 (奈良時代以前・奈良時代・平安時代・ 鎌倉時代・室町時代・         ・安土桃山時代・江戸時代)
9. (1)仮名文書の読み方(演習・高野切第一種・平安時代)
10.(2)仮名文書の読み方(演習・高野切第一種・平安時代)
11.(1)古文書の読み方(演習・大谷浦文書・江戸時代)
12.(2)古文書の読み方(演習・大谷浦文書・江戸時代)
13.(3)古文書の読み方(演習・五人組御改帳・江戸時代)
14.近世文書に特有の用字・用語と読み方
15.まとめと試験
履修上の注意 授業は随時、プリント配布。そのため欠席してしまうと、学習に支障が出るので注意してほしい。                        
準備学習(予習,復習について) 予習として、博物館に出向き、仮名の古典や古文書等の実際の原物の文書を見に行く様に する。復習は、自分の講義ノートを整理し、合わせてプリント配布物を暗記する自習が必要です。   
試験方法 レポート提出
成績評価方法 ・ レポート ・ 平常点(2/3 以上の出席)
 
教科書等 プリント配布
備考
ルーブリック{http://www.t-kougei.ac.jp/student/kyoumu/rubric/2018art/296220.pdf}
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連
{http://www.t-kougei.ac.jp/student/kyoumu/curriculum_art/}