科目名 現代美術特論(Advanced Lectures on Modern Art)
担当教員 石川 健次
単位数 2
授業区分 選択
年次配当 1
開講区分 2018年度 後期
科目概要 20世紀美術を中心に現代の多様なアートを振り返りつつ検証する。ミメーシス一辺倒の時代から印象派を経てモダニズム、ポストモダンへと至るなかで、めまぐるしく変化する美術動向を丹念に追いながら、とりわけ絵画を中心に論じる。最新のアートについても随時触れ、多様化、ボーダレス化に拍車がかかる現代アートに多角的、立体的に迫りたい。
到達目標 20世紀美術について全般的な知識、理解を得ることを最優先に考えたい。ただし、とりわけ絵画において、形式、内容とも大きく、多彩に、かつ顕著に変化をとげてきたことを踏まえて、現代絵画の諸動向や軌跡、個々の作品における造形的な特徴等に関する十分な知識を身につけ、自身の創作にも生かせるようになる。
授業内容 科目概要、授業計画を参照
授業計画 最初の授業の中で詳述するが、おおむね次のような思潮、動向を柱に検討してゆく展開となる。

(1)ミメーシスへの信奉
(2)印象派から後期印象派へ
(3)フォーヴィスム、キュビスムの登場
(4)ダダの冒険と挫折①~ダダの詩をつくろう
(5)ダダの冒険と挫折②~ダダとは?
(6)シュルレアリスムの実験と意義
(7)アンフォルメル&抽象表現主義
(8)前半のまとめ&小論文
(9)ポップ・アートの隆盛
(10)ミニマル・アート、コンセプチュアル・アート
(11)新表現主義
(12)プロジェクト型アートをめぐって~クリスト&ジャンヌ=クロードを中心に
(13)日本の多彩なプロジェクト型アートの意義と問題~プロジェクト「船をつくる話」ほかをめぐって
(14)最新の同時代美術~チンポム、JR、バンクシーほか
(15)未来へ~美術の文脈を逸脱し、社会へ積極的に介入するアート

以上のほか、開催された最新の国際展の報告や有意義な展覧会の紹介、検証などを随時盛り込む。
履修上の注意 最初の授業のなかで詳述する。
準備学習(予習,復習について) 特に準備する必要はない。しかし、現代美術に日頃から関心を広げ、さまざまな展覧会やイベントに自発的に出かけるなど、授業と並行して現代美術を理解する工夫をすることが望ましい。
試験方法 小論文形式で行う。単なる知識の蓄積ではなく、作品や作家を自らの言葉で批評的に論じる能力を問う。
成績評価方法 授業の中で随時実施する小論文に加えて、学期末に実施するまとめを兼ねた小論文形式の試験を評価の対象とする。さらに、講義での積極的な発言やディスカッションにおける姿勢など日ごろの授業態度も重視する。
教科書等 指定しない。毎回、レジメや参考となる資料を配布する。
備考
ルーブリック{http://www.t-kougei.ac.jp/student/kyoumu/rubric/2018art/501020.pdf}
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連
{http://www.t-kougei.ac.jp/student/kyoumu/curriculum_graduateart/}