科目名 西洋美術史特論(Advanced Lectures on Western Art History)
担当教員 大森 弦史
単位数 2
授業区分 選択
年次配当 1
開講区分 2017年度 前期
科目概要 15〜19世紀末にかけての西洋版画史について論じる。美術史上重要な版画家とその作品を軸に、時代・地域の社会状況、周辺作家の作品などにも触れながら、技法・様式・図像などの多様な観点から考察する。
到達目標 西洋版画史の流れを理解し、各時代・地域に見られる諸特徴について、技法や様式を踏まえた上で説明できる。また、複製技術の歴史として版画を捉え、現在の表現メディアと関連付けて論じることができる。
授業内容 「複製」の芸術である版画は、絵画に比して副次的に取り扱われるが、イメージの流通を容易にするこの技法の発明と発展が美術の歴史に及ぼした影響は計り知れない。また、19世紀に誕生する写真、そして映画・マンガ・アニメーションなど、現代のあらゆる表現メディアはこの「複製性」と分かちがたく結びついている。この講義を通じて、版画がどのように誕生し、いかなる役割を果たしてきたのかについて理解を深めることができ、受講者にとって研究・表現活動の一助となるだろう。
授業計画 (1) イントロダクション
(2) 版画の基礎知識とその黎明期
(3) アルブレヒト・デューラー
(4) デューラー以後の版画
(5) ジャック・カロ
(6) レンブラント・ファン・レイン
(7) ウィリアム・ホガース
(8) ジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージ
(9) フランシスコ・デ・ゴヤ
(10)リトグラフとロマン主義
(11) オノレ・ドーミエ
(12) シャルル・メリヨン
(13) オディロン・ルドン
(14)アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック
(15) まとめ
履修上の注意 西洋美術史に関する一定の基礎知識を前提として講義を進めていく。
準備学習(予習,復習について) 受講者は必要に応じて入門書等で知識を補うこと。
試験方法 期末レポートを課す。詳細は授業内で案内する。
成績評価方法 全体を100点として評価する。
(1) 平常点(授業への参加度など):50点
(2) 期末レポート:50点
*原則的に出席が2/3未満の者には単位認定しない。 
教科書等 【参考書】
青木茂監修『カラー版 世界版画史』(美術出版社、2001年、2,700円)
その他の参考図書は随時紹介する。
必要に応じて資料を配布する。
備考
ルーブリック {http://www.t-kougei.ac.jp/student/kyoumu/rubric/2017art/501040.pdf}