科目名 芸術学特論演習II(Special Seminar in Philosophy of Arts II)
担当教員 石川 健次
単位数 2
授業区分 選択
年次配当 1
開講区分 2017年度 前期~後期
科目概要 絵画や彫刻はもちろん、写真や映像など現在の多様な表現に親しむことを最優先する。そのため、実際の展覧会を鑑賞する機会を設けるなど、必要に応じて多様な学びの場を考えたい。その際、カッティング・エッジな表現に重点を置くのはもちろんだが、そうした表現の意味や背景などを理解するため、過去の美術史などにも視野を広げて多面的、立体的にアートを論じてゆく。
到達目標 視覚的、あるいは体験型アートを通した身体的な作品鑑賞など多様な作品体験を通して、現在のさまざまな素材、技法、表現に習熟するとともに、それらの作品の特徴や意義、魅力を言葉に置き換えて理解、説明できるようになる。
授業内容 科目概要、授業計画を参照
授業計画 受講する学生数、専攻など関心の矛先を考慮し、最初の授業のなかで詳述するが、全体を通した授業計画はおおむね次のようになる。

(1)ガイダンス
(2)「現代アートの哲学」(産業図書)の購読①
(3)「現代アートの哲学」の購読②
(4)「現代アートの哲学」の購読③
(5)これまでのまとめ&ミニテスト
(6)絵画をめぐる検証とディスカッション①〜古代から19世紀へ
(7)絵画をめぐる検証とディスカッション②〜19世紀の変革
(8)絵画をめぐる検証とディスカッション③〜20世紀の革新と展開・前半
(9)絵画をめぐる検証とディスカッション④〜20世紀の革新と展開・後半
(10)まとめ&小論文
(11)彫刻をめぐる検証とディスカッション①〜古代から近代へ
(12)彫刻をめぐる検証とディスカッション②〜近代
(13)彫刻をめぐる検証とディスカッション③〜抽象彫刻の登場
(14)彫刻をめぐる検証とディスカッション④〜多彩な立体表現
(15)まとめ&小論文
(16)多様な表現をめぐる検証とディスカッション①〜芸術の原点を問う
(17)多様な表現をめぐる検証とディスカッション②〜素材への関心と革新
(18)多様な表現をめぐる検証とディスカッション③〜環境への視線
(19)多様な表現をめぐる検証とディスカッション④〜行為とパフォーマンス
(20)多様な表現をめぐる検証とディスカッション⑤〜観客参加型アートへ
(21)多様な表現をめぐる検証とディスカッション⑥〜国際展の意義と課題
(22)まとめ&小論文
(23)新たな思潮へ①〜ボディ・アート
(24)新たな思潮へ②〜ネオ・コンセプチュアル・アート
(25)新たな思潮へ③〜トランスボディ
(26)新たな思潮へ④〜リレーショナル・アート
(27)新たな思潮へ⑤〜多文化主義
(28)まとめ&小論文
(29)国内外の最新アート&作家の個別研究〜バンクシー、村上隆ほか
(30)総論&小論文

机上の検証等だけでなく、多彩な現代アートに直接目で触れるため、上記授業内容に関連する開催中の展覧会に随時、積極的に出かけ、それを素材に授業を行ったり、鑑賞した展覧会に関する展覧会評を書いて、それをもとにディスカッションするなど、多様な授業方法を検討・実施する。
履修上の注意 受講する学生数や校外での授業なども考慮して、最初の授業のなかで詳しく触れる。そのため、最初の授業(ガイダンス)は必ず出席してください。
準備学習(予習,復習について) 開催中の展覧会を訪ね、現地で作品を鑑賞しながら授業を行うことを想定し、鑑賞予定の展覧会、作家、作品などについて、事前に知識や情報を可能な限り収集しておくことが望ましい。鑑賞した展覧会については、後日、展覧会評などのかたちで印象や感想、批評を書く機会を設ける予定である。
試験方法 授業のなかで実施する小論文や展覧会評などを参照し、総合的に評価するため、試験は行わない。
成績評価方法 随時行う小論文、展覧会評に加えて、授業で行うディスカッションの際の受け答えなどから総合的に評価、判断する。
教科書等 「現代アートの哲学」(西村清和/産業図書/3024円)を前期の授業の最初に使用する。貸出の用意もあるが、冊数に限りがある。
そのほか、随時、参考図書を紹介する。
備考 伝えておきたいことがあれば、最初の授業のなかで連絡する。