科目名 階層的映像芸術システム論(Structured Imaging Art System)
担当教員 久原 泰雄
単位数 2
授業区分 選択
年次配当 1
開講区分 2017年度 前期~後期
科目概要 従来の映像芸術では、作品を記述するスクリプト言語が存在しない場合が多く、制作活動が知的活動よりもルーティンワーク的な側面が多くを占める。メディアやツールのデジタル化によって、PCを使った制作が多くなりつつあるが、使用するアプリケーション・ソフトウェアごとに規格やフォーマットがまちまちであり、このままではコンテンツ創作活動が混乱することが予想される。このような状況を解決するか解として、映像芸術を階層的システムととらえることにより、創作活動をより知的活動化することができる。このようなシステムを理論的に研究し、映像芸術の記述言語を開発し、次世代をになう人材の育成をはかる。
到達目標 階層的システムを適用した映像芸術制作を行うことができる。
授業内容 科目概要参照
授業計画 1. - 5. 作品制作のアルゴリズム化
映像制作にコンピュータを用いることは一般的になっている。コンピュータはアルゴリズムによって動作するため、作者は作品制作を何らかの形でアルゴリズム化し、ソースコードによって表現する。

6. - 10. アルゴリズムのエンコード
作品制作のアルゴリズム化は、生物における遺伝子と生体の関係に似ている。遺伝子(ソースコード)には、生体を生成するすべての設計アルゴリズムがコード化されており、そに基づいて、生体が形成される。遺伝子は交配、突然変異などによって、変化し、結果として生体の多様性が生み出される。生物界が美しい多様な造形で満ちているのは、遺伝子と生体という階層構造をとっているためである。この構造を芸術作品にも適応し、作品制作をアルゴリズム化して、ソースコードとしてプログラミングする。

11. - 15. コードのスケーラブル化
ソースコードを実行した結果として、作品が生成される。コード化された作品はスケーラブル(拡張可能な)となり、時間や空間に制約されることなく普遍的にクオリティを保ったまま存在可能である。また、他のメディアへの拡張が容易となり、芸術の表現力を増し加えることになる。無限に発展する可能性を有した階層的な構造をもつアートの概念を会得し、作品制作する。
履修上の注意 成果を論文としてまとめ、学会などで発表する。
準備学習(予習,復習について) Web資料調査、論文作成
試験方法 なし
成績評価方法 【成績評価方法】
 出席、課題、平常点にて評価する。
【試験方法】
 期末試験は行わない。
教科書等 授業Webサイト:{http://www.kuhalabo.net/wiki/}
備考