科目名 印刷システム工学(Printing Systems Engineering)
担当教員 相馬 謙一、林 滋雄、有賀 誠
単位数 2
授業区分 学部_選択(専門教育) 講義
年次配当 3
開講年度学期 2018年度 後期
授業概要・学習成果との関連 【授業の目的】
将来、印刷・デザイン・電子出版などのグラッフィクアーツ分野の仕事に就く場合、各人の能力を最大限発揮できる基礎となる知識を与える。
1)複雑に分業化されている制作工程の中においても全体像を把握した上で担当専門分野の能力を伸ばせるようにする。
2)日進月歩の技術革新が進むこの分野で将来のシステム変化にも適応できる能力を持たせる。
授業は、印刷の全体像、作業の流れ、要素技術、印刷品目および管理項目を説明する。
この流れに沿ってプリプレス(印刷前工程)でのデジタルデータ制作、プレス(印刷、紙などの資材)、ポストプレス、管理項目を小テストで確認しながら学ぶ。
また、多岐にわたる現実の印刷品目をインターネット調査により学ぶ。
<学習成果との関連>
下のリンクから、この科目についての「ディプロマポリシーにもとづく学習成果との関連」を見て、どのような?が身に付けられるかを確認してください。
{http://www.t-kougei.ac.jp/student/kyoumu/curriculum/cm_11A.pdf}
到達目標 電子書籍やウェブデザインを含む印刷出版関連で重要な文字コード、ビットマップ画像データ、ベクトル画像データの構造を理解した上で、デジタルデータからの出力、印刷、後加工までの仕組みや資材について、技術と管理の説明ができる。
授業計画 (1) 印刷システムの全体像;印刷物の種類、版型、本の構造、紙のサイズの決め方
(2) プリプレス;DTPワークフロー、画像データの種類、文字データの中身と出力
(3) ビットマップ画像;アナデジ変換、画素、解像度と階調とサイズ、ファイル形式TIFF,JPEG
(4) ベクトル画像;ベジェ曲線、ベクトル画像の長所、イラストレータの機能、文字コード、ビットマップ画像、ベクトル画像の相互変換
(5) ページレイアウト;余白の名称と設定、デジタルデータの出力RIP
(6) カラー出力機;多値と二値、階調性と解像度の両立、校正
(7) カラーマネージメント理論;PCS、プロファイル
【(1)~(7)まとめテスト】
(8) 印刷機と後加工機;オフセット、グラビア、フレキソ、スクリーン、デジタル印刷機、後加工機
(9) 刷版;4版式、CTP出力機、CTP版材(処理有、処理無、水無し)、CTPワークフロー、面付け
(10) 印刷インキと色管理;インキの組成と種類、色管理(濃度、色差)、ドットゲイン、標準印刷色
【課題レポート出題:現実の印刷品目を出題テーマに沿ってインターネット調査】
(11) 印刷会社の社会的責任;知的財産権への配慮、環境への配慮、品質検査
【課題レポート提出:(10)で出題された課題】
(12)紙・板紙の原材料と特徴、紙・板紙の種類と特徴
(13)紙・板紙の製造(パルプ化工程、製紙工程)、製紙産業の資源循環、電子メディアと印刷メディア
(14)紙の試験方法、紙物性と印刷品質との関係、画像評価の基本
(15)オンデマンド印刷(電子写真方式、インクジェット方式)と用紙、その他の記録方式
履修上の注意 第2回-第7回は、指定教科書(実例でわかるデジタルイメージング)を使用するので必ず用意すること。
マストではないが、フォトショップ、イラストレータなどの画像処理ソフトを少しでも経験している事がよりよく理解する上で望ましい。
準備学習(予習,復習について) 予習;第2回~第7回は指定教科書の予習箇所を前の回で指示するので、毎回1時間程度かけて必ず読んでおく事。
復習;自分の講義ノートを整理し補助プリントとの関連を把握するなど、毎回1時間程度かけて知識をまとめる自習をすること。 
成績評価方法,試験方法及び課題(試験やレポート等)に対するフィードバックについて 【成績評価対象】
出席が2/3以上の受講生。
【成績評価基準】
3名の講師ごとに、毎回の授業中に実施する小テストand/orまとめテスト、または課題レポートにより評価する。
【採点配分】
第1回ー第7回 50点
第8回ー第11回 25点
第12回ー第15回 25点
【合格基準】
上記、計100点満点のうち60点以上を合格とする。
【課題に対するフィードバック】
課題に対するフィードバックは後続の授業中に適宜に?う。
教科書等 【必須教科書】
『実例でわかるデジタルイメージング』(公社)日本印刷技術協会 ¥2,667(税別)
【参考書】
『印刷入門』(公社)日本印刷技術協会 ¥1,714(税別)
『紙とパルプの科学』 京都大学学術出版会 ¥1,575円(税別)
【配布資料】
第8~第15回は授業開始時に資料を配布予定
(※学内限定となります。)