科目名 配位化学(Coordination Chemistry)
担当教員 大嶋 正人
単位数 2
授業区分 学部_選択(専門教育) 講義
年次配当 2
開講年度学期 2018年度 後期
授業概要・学習成果との関連 <授業概要>
配位有機金属化合物は有機化学と無機化学の境界領域に当たる新しい学問分野として、近年、めざましい発達を遂げた。研究対象として興味あるばかりでなく、単なる有機化合物や無機化合物には見られない独特の化学的、物理的性質を示すものが数多く存在する。 配位化合物は機能性材料としての用途の他、有機合成の反応剤や触媒として有用なものが多く、また、生体内においても重要な役割を果たしており、これらの分野では配位化学の知識はきわめて重要である。本講義は「無機化学」、「元素の化学」に続く、無機化学系の講義として配位化合物の基礎から応用までを概観する。

<学習成果との関連>
下のリンクから、この科目についての「ディプロマポリシーにもとづく学習成果との関連」を見て、どのような力が身に付けられるかを確認してください。
{http://www.t-kougei.ac.jp/student/kyoumu/curriculum/cm_11F.pdf}
到達目標 ・遷移金属元素に関する一般的な性質、特徴を理解し、それらを説明できる。
・遷移金属元素を含む配位化合物に関する一般的な性質、特徴を理解し、それらを説明できる。
・遷移金属元素を含む配位化合物が重要な役割を果たしている反応、工業プロセス、生体内の代謝、環境化学等について説明できる。
授業計画 1.ウェルナー錯体と18電子則
2.有機金属錯体と生物無機化学
3.配位数、立体配置および配位子
4.供与電子数、供与と逆供与
5.有機金属錯体による触媒反応
6.有機金属錯体の素反応1 配位子の置換反応
7.有機金属錯体の素反応2 酸化的付加と還元的脱離
8.有機金属錯体の素反応3 挿入と脱離、他
9.配位子の性質と反応
10.触媒的不斉合成
11.小分子が配位した配位化合物
12.生体系における配位化合物1 酸素運搬、葉緑素
13.生体系における配位化合物2 ビタミンB12、生理活性を持つ錯体
14.生体系における配位化合物3 窒素固定
15.まとめと学力考査
履修上の注意 全体を網羅するために、講義では特に重要な点を紹介し、解説するのみである。 授業で扱った内容が配位化学の全てではない。
無機化学分野の中でも遷移金属元素を中心にその化学の基礎から応用を効率よく修得ができるよう、カリキュラムでは配慮しているが、それは教員が一方的に行うものではなく、予習をして授業を受ける準備を整えたり、復習や演習問題を通じて知識の整理と活用に努める学生諸君の努力と併せて効果を発揮するものと考えている。
準備学習(予習,復習について) 授業で扱った概念やキーワードをもとに、ルーブリックを参照して復習をすることが効果的である。
予習はルーブリックの準備項目を確認しておくこと。

*各回の準備学習の具体的な内容は、「ルーブリックへのリンク」からルーブリックを参照してください。準備学習は1項目あたり15~30分の学習内容になっていますので、目安にしてください。
成績評価方法,試験方法及び課題(試験やレポート等)に対するフィードバックについて 期末の筆記試験等の結果を用い、ルーブリックに準拠して各項目の達成度を量って評価する。試験の際には、自筆ノートの持込を許可する。
教科書等 参考書:
「無機化学」 J. D. Lee著浜口 博訳 東京化学同人  定価4200円
「有機金属化学」 -その多様性と意外性- 小宮三四郎、碇屋隆雄 共著 裳華房。
新版「錯体化学」 -基礎と最新の展開- 基礎錯体工学研究会/編
(※学内限定となります。)