科目名 有機合成化学(Organic Synthesis)
担当教員 稲津 敏行
単位数 2
授業区分 学部_選択(専門教育) 講義
年次配当 3
開講年度学期 2018年度 前期
授業概要・学習成果との関連 授業概要
すでに化合物群ごとにその性質や反応を学んだ。本講義では、分子レベルで化合物を設計・合成する有機合成化学について、反応論の立場から講義する。基本的な炭素-炭素結合形成反応や官能基の変換反応を駆使し、標的化合物の合成を自ら計画できるようになることを目標に進める。不斉合成、コンビナトリアル合成、固相合成など近代的合成手法や、天然物合成など最近の話題についても紹介したい。
到達目標 到達目標:
(1)有機電子論を駆使し、有機化学反応を説明できる。
(2)逆合成解析を理解し、標的化合物をどのように合成するか、考えることが出来る。
(3)標的化合物をどのように合成するか、説明できる。
(4)最新の合成方法の方法論を理解する。
授業計画 授業計画
受講者の理解度により若干の変更はあるが、概ね次の計画で行う。
1回目:ガイダンス(授業の進め方と諸注意、および有機化学習熟度確認テスト)
2回目:有機合成化学の基礎知識の復習
3回目:芳香族求電子置換反応を用いる合成
4回目:炭素-炭素不飽和結合への付加反応を用いる合成
5回目:第1回理解度確認テストならびに求核置換反応を用いる合成
6回目:求核置換反応と脱離反応
7回目:第2回理解度確認テストならびにカルボニル基の復習
8回目:カルボニル基の関与する反応(1)
9回目:カルボニル基の関与する反応(2)
10回目:カルボニル基の反応を用いる合成
11回目:第3回理解度確認テストならびに求電子脂肪族置換反応を用いる合成
12回目:その他特徴的な有機反応を用いる合成ならびに立体化学と不斉合成
13回目:固相合成とコンビナトリアル合成
14回目:天然物合成ならびに現代有機合成化学の現状
15回目:定期試験に代わる臨時試験
履修上の注意 有機化学の基礎的なことを理解していることが前提で、各自有機化学の教科書(たとえば、ボルハルトショアー現代有機化学など)で、授業範囲を予め復習しておくこと。受講後には授業ノートをナビゲーターに再度教科書を開き、復習を行うこと。
毎年、履修登録のみをする学生、出席不良の学生が多い。「授業には準備をして出席すること」「ただ出席するのではなく、授業に参加すること」という当たり前のことをを心がけ、欠席せずに授業に集中すること!
準備学習(予習,復習について) 予習:各自有機化学の教科書(たとえば、ボルハルトショアー現代有機化学など)で、授業範囲を予め復習しておくこと(1時間)。
試験の前には、その範囲について、説明ができるように準備すること(1時間)。
復習:受講後には授業ノートをナビゲーターに再度教科書を開き、復習を行うこと(30分)。試験の後には、もう一度ノートを開き、理解不足の点を再学習する(1時間)。
成績評価方法,試験方法及び課題(試験やレポート等)に対するフィードバックについて 定期試験を主に評価する(60%)が、出席(30%)や理解度確認テスト(3回予定)(10%)を加味し、到達度を指標に評価する。なお、試験やテストの内容は、完全に授業に準拠している。毎授業ごとに行う出席確認をかねた確認テストとガイダンス時に行う有機化学習熟度確認テストは評価の対象外とするが、復習の手助けにして欲しい。
教科書等 特に指定しない。これまでに使用した教科書で十分である。履修すれば、自らのノートが良い教科書になる。
(※学内限定となります。)