科目名 建築計画III(Principles of Architectural Planning III)
担当教員 山﨑 俊裕
単位数 2
授業区分 学部_選択(専門教育) 講義
年次配当 3
開講年度学期 2018年度 前期
授業概要・学習成果との関連 本授業では、「建築と環境」ということを大きなテーマに据え、具体的な公共的建築の図面・写真あるいは現場のフィールドワーク等を通して建築計画や設計の内容・意図を読み取りながら、公共的な建築の計画や設計において身につけるべき方法論や最近の動向、今後のあり方等を考究することを目標としている。建築計画と設計プロセスの関係、社会の現実問題に対する建築的課題や対応、建築家としての係わり等についても一端を紹介する。
 本講義は、建築設計製図Ⅳの「建築の公共性について考える」、建築設計製図Ⅴの「情報ライブラリー」と「中心市街地改造・改善計画」と連携しており、講義と演習の実践を通じて、総合的に設計力を身につけられるよう意図している。

<学習成果との関連>
下のリンクから、この科目についての「ディプロマポリシーにもとづく学習成果との関連」を見て、どのような力が身に付けられるかを確認してください。
http://www.t-kougei.ac.jp/student/kyoumu/curriculum/cm_11C.pdf 
到達目標 建築における公共性の視点を養いながら、建築とそれを取り巻く環境、都市、社会との関係に対する理解を深め、建築の社会的な位置づけを捉えながら建築計画条件(規模・機能)を策定できること、そして建築計画条件に対応する具体的な設計・デザインスタディができる思考方法と知識・技術・技能を習得することを到達目標としている。 
授業計画 1. ガイダンス、課題説明、フィールドワークの意義と事例紹介
教科書 T1(1.1~1.5), T3(1.1~1.4, 2.1~2.3), T4(P30~31)
2. 公共空間の計画1、公共建築をとりまく状況と今日的課題について
T1(1.1~1.5), T2(P206~210), T3(2章、3章、4章), T4(P128~135) 
3. 公共空間の計画2、今後の公共建築の計画、設計のあり方
T1(1.1~1.5), T2(P206~210), T3(2章、3章、4章), T4(P128~135)
4. コミュニティー施設の計画1 計画要点・施設部門構成・ゾーニング
T1(3.10), T2 (P194~203). T4(P128~135)
5. コミュニティー施設の計画2 施設機能の複合化・インテリジェント化
T1(3.10), T2 (P194~203). T4(P128~135)
6. コミュニティー施設の計画3、事例紹介・空間分析/リサーチ課題1提出
T1(3.10), T2(P194~203). T4(P128~135)
7. リサーチ課題1の事例発表、質疑、講評
T3(2章、3章、4章、5章)
8. 図書館の計画1 計画要点,図書館ネットワークシステム、規模計画
    T1 (3.6), T2 (P242~253), T3 (5.11,)
9. 図書館の計画2 各部の計画・設計論
T1 (3.6), T2 (P242~253), T3 (5.11,) 
10. 図書館の計画3 事例紹介・空間分析
T1 (3.6), T2 (P242~253), T3 (5.11,)
11. 空間の計画・設計手法1 群建築の構成手法、都市のイメージ構造
T1 (4.1~4.5), T2 (P110~113, P300~317)
12. 空間の計画・設計手法2 集落・都市・広場・街路の空間構成手法と事例紹介
T1 (4.1~4.5), T2 (P110~113, P300~317)
13. 建築と都市、まちづくりへの視点、リサーチ課題2提出
T1(4.6~4.9), T2(P110~113, P300~317)
14. リサーチ課題2の事例発表、質疑、講評
T3(2章、3章、4章、5章)
15. まとめ・総合演習 
履修上の注意 1)授業中の基本的ルールを守ること
2)予習:教科書の関連単元を事前に読んでおくこと。また授業で配布される資料をもとに、 リサーチ課題の取り組み方法を検討する。
3)復習:授業で紹介した事例や関連事例の建築概要、図面・写真等を図書館で調べ、できるだけ現地に行ってリサーチ課題としてまとめる。
4)授業中の履修態度により調整点あり。加点/講義中の発表・質問、減点/大幅な遅刻、理由なき退出、私語(周囲の人も含まれる) 
準備学習(予習,復習について) 予習 講義に先立ち、指定教科書、参考書のページを予習しておくこと。
復習 講義で紹介された建築事例を建築雑誌等を調べ、空間構成や特徴を確認しておくこと。

●リサーチ課題への取り組み
 教科書、建築雑誌等を参考にしながら、近年建築された話題性のあるモデル的建築(例 主要な建築作品受賞作品等)をひとつ以上取り挙げ、プレゼンパネル形式のレポートにまとめ報告する。取り上げる建築で実踏可能なものは、できるだけ現場に行って自らの視点を設定し、調査・分析・考察を行うことが望ましい。
■リサーチ課題1  コミュニティ施設(公民館・地区センター、生涯学習施設、集会施設等)の
事例調査・分析
■リサーチ課題2  図書館・情報・メディセンター等の事例調査・分析

※課題取り組み上の注意事項
1)取り挙げる事例は、現地を訪問し空間体験したものが望ましい。レポート作成のために文献(インターネット含む)を参考にする場合、出典(著者、書籍名、出版年度等)、URLアドレスを必ず明らかにし、文章を作成するにあたって引用する場合は必ず引用した部分に「」をつけ、自分の意見との違いが明確にわかるように記述すること。この点が守られていないレポートは採点対象外とするので十分注意すること。また写真は原則自分で撮影したものを用い、プレゼンパネルに現地に行ったことが分かる情報(自分達が写った写真、パンフレット)等を入れることが望ましい。

2)課題は5名以内のグループ課題とし、グループ内で分担して資料収集、討論を十分行い、 結果をA2版のプレゼン用パネルにまとめる。採点はパネルをもとに行う。
パネルには、グループ全員の学生番号、氏名を記入すること。また個人の担当部分(文章、役割)がわかるようにパネルに表記すること。

3)発表用にパワーポイント、PDFファイル等を作成し、メモリースティック、CDR等で提出することが望ましい。 
成績評価方法,試験方法及び課題(試験やレポート等)に対するフィードバックについて 2回のリサーチ課題(50%)、及び授業中の演習+総合演習または定期試験(50%)の結果を総合して評価を行う。 
教科書等 T1.「建築計画」長澤泰 編著市ヶ谷出版社\3360円
T2.「第3版コンパクト建築設計資料集成」日本建築学会 編丸善\5040円
T3.「フィールドワークの実践 建築デザインの変革をめざして」朝倉書店\3400円
T4.「建築系学生のための卒業設計の進め方」日本建築学会編、井上書院\2600円
(※学内限定となります。)