科目名 情報科指導法A(Teaching Information A)
担当教員 森棟 隆一
単位数 2
授業区分 学部_選択必修(資格課程) 講義
年次配当 2
開講年度学期 2018年度 前期
授業概要・学習成果との関連 【授業の目的】 
 現行の高等学校学習指導要領では、「知識基盤社会」の時代における子どもたちの「生きる力」をはぐくむことが理念として掲げられている。そこで、情報科指導法Aでは、現行学習指導要領で述べられている教科「情報」ねらいと扱うべき内容を理解し、教科「情報」が「生きる力」をはぐくむ教科になるために必要なことは何かを理解できるようにすることを目的とする。また、次期学習指導要領で求められる「主体的・対話的で深い学び」を実現するために情報科の学びの質的改善をどのように行うべきか理解できるようにする。カリキュラム・マネジメントの視点から教育活動の改善サイクルに情報科がどのように関与できるか、教育過程を俯瞰できる資質・能力を身につけることができるようにする。
【授業概要】
 講義、実習、議論、発表などでの受講生の主体的な参加を重視し、レポートや作品制作の課題を毎回出す。講義をベースとして実習を多く取り入れた実践的学習とする。学習指導要領の内容を具体的な授業と関連させて高等学校の実情に合わせた授業展開が可能できるようにする。また、次期学習指導要領での情報Ⅰでの指導内容についても検討し、教材開発する。
到達目標 ・現行学習指導要領の理念を実現できる情報教育のあるべき姿を理解し、高等学校の実情に応じた形で、具体的な授業項目に展開できる。
・次期学習指導要領で求められる「主体的・対話的で深い学び」を実現するための「情報Ⅰ」の指導内容について検討し、教材開発ができる。
・知識・技術の習得と思考力・判断力・表現力等の育成のバランスを重視した学習活動を提示し、共通教科「情報」の年間授業計画を構築できる。
・ カリキュラム・マネジメントの視点を重視した教科横断的な学習について検討できる。
授業計画 第1回:教科「情報」とは何か(1):
    高校での授業の実際(概要)、講義と発表、アイスブレイク1
第2回:教科「情報」とは何か(2):
    設置の背景と共通教科「情報」の現行学習指導要領上の概観
    (情報教育の必要性と各教科における情報活用)、講義と発表
第3回:教科「情報」とは何か(3)
    アイスブレイク実習、次期学習指導要領を読み解く
第4回:学習指導要領の分析(その1):「社会と情報」の授業例
第5回:学習指導要領の分析(その2):「社会と情報」教材開発、受講生による研究発表
第6回:学習指導要領の分析(その3):「情報の科学」の授業例(情報のディジタル化)
第7回:学習指導要領の分析(その4):「情報の科学」の授業例(ネットワークの動作)
第8回:学習指導要領の分析(その5):「情報の科学」の授業例(モデル化とシミュレーション)
第9回:次期学習指導要領を見据えた教材開発(その1):
    小学校でのプログラミング教育の実際(Viscuit、Scratch)と実習および教材開発
第10回:次期学習指導要領を見据えた教材開発(その2):
    中学校でのプログラミング教育の実際(アルゴロジック、ドリトル)と実習および教材開発
第11回:次期学習指導要領を見据えた教材開発(その3)
    Swift Playgroundsを利用した教材開発、カリキュラム・マネジメントの方法
第12回:教育の情報化への対応とその支援(1)
    校内の情報化、環境づくり、他教科との連携、「主体的・対話的で深い学び」の実現
    のために情報科が関与できること、受講生同士のグループディスカッション
第13回:教育の情報化への対応とその支援(2)受講生による発表
第14回:知的財産権(著作権、産業財産権等)について:講義と実習、教材開発
第15回:知的財産権に関する模擬授業
履修上の注意 基本的なコンピュータ・ネットワークの活用ができること。
学校教育、社会問題に興味関心を持っていること。 
準備学習(予習,復習について) 準備学習としては、ワープロ、表計算、プレゼンテーション、データベース、画像処理などの基本技術を持ち、機会あるごとに積極的にコンピュータなどの情報機器活用を実践する。2時間以上の授業にまたがった発表・実習が多く、他の受講者の発表を評価するなどがあるので、予習・復習を兼ねた課題提出と毎時間の出席が必要である。毎時提示する授業ファイルにある評価の観点により、自己評価をする。 
成績評価方法,試験方法及び課題(試験やレポート等)に対するフィードバックについて 【成績評価の方法】
1.毎回の授業で出す課題(課題発表4-5回、グループディスカッションおよび発表は毎回)を3段階で評価する。
2.定期試験はせず、以上の課題で評価する。
3.毎回の授業で示す評価の観点で、自己評価をする。
【フィードバック】
担当教員まで問い合わせること。
教科書等 「高等学校学習指導要領解説 情報編」(文部科学省 定価:221円)
「情報 最新トピック集2018 高校版」(日本文教出版)
(※学内限定となります。)