科目名 先端材料科学(Science of Advanced Materials)
担当教員 比江島 俊浩
単位数 2
授業区分 院_選択 講義
年次配当 1
開講年度学期 2018年度 後期
授業概要・学習成果との関連 高い機能を有する有機材料の研究が盛んである。その基本となるのは、分子構造やその高次構造に関連して発現する物性まで道筋を正しく体系付ける努力である。先端材料の具体例を挙げて、分子構造と電子・光物性の関連を解説する。
到達目標 1. 有機固体に働く分子間力について説明できる
2. 有機色素の電子構造について量子論的な理解に基づく解析が出来る。
3. 有機色素の発展の歴史と応用用途について概観できる。  
授業計画 1. 有機機能材料とは何か
2. 分子間相互作用の本質
3. 有機化合物の基本的性質
4. 有機色素の歴史と基礎概念
5. 記録用色素
6. 医療用色素
7. 有機EL素子の構造と動作プロセス
8. 有機EL素子用材料に求められる一般的特性
9. 有機EL素子用高分子材料
10. 電導性分子錯体の出現と歴史
11. 有機超伝導体の誕生
12. 単一成分電導体と分子エレクトロニクス
13. 有機磁性体とは
14. 電子スピン間相互作用
15. 次世代の有機磁性体
履修上の注意 【履修上の注意】
有機機能材料の光・電子物性を理解するためには、量子化学のチカラを必要とする。そのため、授業で取り扱った内容と数式の展開を板書するだけでなく、量子化学に関する入門書を自らもう一度学習することが望ましい。

準備学習(予習,復習について) 【準備学習】
光・電子物性に関する数学的な展開を必要とするため、予習よりはむしろ復習に力を入れて勉強してほしい。特にノートに記入した数式の展開を自分の手を使って再度誘導すること。

*各回の準備学習の具体的な内容は、「ルーブリックへのリンク」からルーブリックを参照してください。準備学習は1項目あたり15~30分の学習内容になっていますので、目安にしてください。
成績評価方法,試験方法及び課題(試験やレポート等)に対するフィードバックについて 【成績評価対象と基準】
全体を100点として評価する。
(1) 課題レポートの提出(3回×10点=30点)
(2) 研究調査レポートの発表(3回×10点=30点)
(3) 定期試験(40点)
(4) 出席が2/3に満たない場合は、単位を認定しない。

【試験方法】
授業で取り扱った内容と課題レポートからの類似問題、電卓のみ持ち込み可。
教科書等 参考書: 先端材料のための新化学4 「材料有機化学」伊予田正彦編著 朝倉書店(3,900円)
(※学内限定となります。)