デザイン学科とは
深い専門性と広い視野を併せ持ったデザイナーの育成
建物や工業製品、広告に書籍、スマートフォンなど私たちが普段目にするあらゆるものがデザインによって成り立っています。もしこの世からデザイナーという存在がいなくなれば、モノから利便性が失われ、暮らしづらい世の中になってしまうことでしょう。デザイン学科では、将来デザイナーとして活躍していくために必要なデザインの専門知識や技術を専門的に学ぶことができます。様々な分野のデザインのエッセンスを学び、それをベースとして「グラフィックデザイン」「イラストレーション」「映像情報デザイン」「空間プロダクトデザイン」といった4つの専門領域をそれぞれが追求していきます。
特徴
幅広いデザインを学び、得意な専門領域を深く学ぶ
1年次では講義科目・演習科目を通してデザインというものの力が社会の中で多岐に渡り強く存在していることを再発見していきます。2年次では専門性の高いデザイン力を身に付けていき、一人ひとりのクリエイティブの方向を明確にさせていきます。
3年次より4つの領域の中から1領域を選択し研究室に所属し、4年次にかけてプロのクオリティと専門性を高め、卒業研究を通して実現させていきます。
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グラフィックデザイン領域
グラフィックデザインはこれまで広告やブックデザイン、パッケージやCl、など平面的なデザインとして印刷媒体を主体に発展してきました。本領域では「文字」「色彩」「構成」の3つの基礎スキルをベースに、Webデザインや空間、プロダクトやインターフェイスなど紙媒体だけではなく他の媒体にも応用が効くグラフィックデザインを学ぶことができます。
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イラストレーション領域
イラストレーション領域を専攻した学生は、卒業後それぞれ2つの進路に分かれます。1つ目がファインアートを創作する画家です。ファインアートとは、純粋芸術作品のことです。自らの芸術性を追い求め創作活動を続けるアーティストへの道です。2つ目が注文を受けて制作を行うイラストレーターやデザイナーです。イラストレーションやデッサン、アートに関する授業の中で自分がどちらの方面に進みたいのか、自分自身の専門性を追求することができるリキュラム構成になっています。
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映像情報デザイン領域
映画やTVドラマなどのオープニング映像は昔から映像デザイナーが制作してきました。また、近年映像に関わるデザイナーの活躍の幅はWebメディアやニューメディアの登場と共に大きく広がっています。非常に短い尺の中で、いかに映画の世界観を表し、必要な情報を伝えながら、観客の意識を集中させるか。本領域では、そんな映像デザインについて専門的に学ぶことができます。
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空間プロダクトデザイン領域
空間プロダクトデザイン領域には、人やモノと空間との関わりを扱う「空間デザイン」と人とモノとの関わりを扱う「プロダクトデザイン」といった2つの研究室があります。プロダクトデザインは私たちが普段使用する文具であったり、雑貨、家電、車などにいかに使い手の気持ちを汲めるデザインを施すかを学べます。空間デザインでは、空間をいかに物を使ってデザインしていくかを学べます。
卒業後の進路ピックアップ
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グラフィックデザイナー
パンフレットやポスター、カタログなどのデザインをする仕事です。クライアントの意向を汲み取り、情報を効果的に伝える紙面構成を考え、コピーライターやカメラマン、イラストレーターなどと協力して仕事を進めます。デザイン力や発想力、コピーやカメラの知識、コンサルティング能力などが求められます。
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イラストレーター
ポスターやウェブ、本・雑誌などに使用するイラストを描く仕事です。広告制作会社や出版社などクライアントの依頼に応じて、広告や文章の訴求力を高めるイラストを提供します。構成力や色彩感覚、発想力はもちろんのこと、クライアントの意図を読み取る理解力や商品知識なども求められます。
研究室紹介
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イラストレーション&絵画研究室
担当教員
遠藤 拓人 教授
上田 風子 准教授 -
広告&ソーシャルデザイン研究室
担当教員
福島 治 教授
相楽 賢太郎 助教 -
キャラクター&コミュニケーションアート研究室
担当教員
笠尾 敦司 教授 -
映像デザイン研究室
担当教員
田邊 順子 教授
喜田 夏記 教授 -
編集&デザイン研究室
担当教員
宮後 優子 教授 -
グラフィックデザイン研究室
担当教員
松本 健一 准教授 -
メディアデザイン研究室
担当教員
内山 雄介 准教授 -
インタラクションデザイン研究室
担当教員
水谷 元 准教授 -
空間プロダクトデザイン研究室
担当教員:永井 孝也 准教授/髙梨 令 准教授/木下 陽介 助教
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ポスト・グラフィックデザイン研究室
担当教員
ゑ藤 隆弘 准教授