研究室紹介 メディア画像学科

光システム研究室

光で探り、デジタルで考える~光と情報が織りなす知的システムの実現に向けて~

光の発生,制御、検出とデータの処理、表示を1つのシステムとしてとらえ,高精度で柔軟な光システムの研究を行っています。例えば、CDプレイヤーは音のディジタル量が、微細なミクロン単位の凹凸として記録されています。これをレーザー光の針でなぞりながら、その凹凸を音の情報に変換していきます。 この例のように、レンズ系や信号処理法にさまざまな工夫をして、情報を取り出す新しいシステムを考えています。その一つに、3次元画像の記録と再生があります。レーザー光の性質を用いて画像を作り、特殊なカメラで撮像して計算すると、立体画像が再生できます。その基礎的な理論と実験を皆と一緒に考えています。

色彩画像研究室

美しい色と画像を科学し、デジタルで再現する

カラー画像の性質を調べるさまざまな装置とコンピュータを駆使して、美しい色、品質の良い画像とは何かを探りながら、それらをデジタル処理によって再現する仕組みを研究しています。画像の品質を最終的に判断するのは人間の視覚系ですから、画像を観察して評価する主観評価実験に学生自らが被験者として参加し、画像の品質評価も行います。
これらの研究を行うには、新しい科学知識が必要であるとともに、美的センスも大事なのです。研究室では学生の自主性が最大限に尊重され、自由な雰囲気の中で、教員と一緒になって研究を進めてゆきます。

感覚情報処理研究室

コンピュータが作る世界を、自らの身体で体験する

日常、私たちは五感と呼ばれる感覚を無意識のうちに使って生活していますが、人間の感覚についてはまだ明らかになっていない面も多くあります。コンピュータをはじめとする新しい映像情報メディア機器は人間の視聴覚に限らず、他の感覚や身体の運動情報を積極的に利用しなければなりません。私たちの研究室では映像情報メディア機器を使う場合に必要な人間の感覚、特に視覚と体性感覚に注目してその性質を調べ、コンピュータなどによる感覚情報の処理・提示方法の研究や、それを利用するインタフェースの開発をしています。応用分野はバーチャルリアリティ、アミューズメント機器、視覚障がい者支援機器などです。

光学設計研究室

マイクロレンズから大型望遠鏡まで―現代社会を支える光学技術―

レンズは古代ギリシャの時代から使われ、ガリレオやケプラーによって望遠鏡に用いられ、天文学、物理学の発展の元になりました。写真機やビデオカメラだけでなく、CDプレーヤーの信号を読み取るピックアップレンズ、コピー機、さらには天気予報のためのひまわりなどの衛星にも使われています。このように、レンズ技術は非常に古いものでありながら現代技術になくてはならないものです。
写真を取ったり、望遠鏡・双眼鏡を覗いたりするのが好きな人、なんとなくレンズに興味がある人には、楽しく充実した研究ができると思います。また、レンズ設計は、図を描くのが好きな人、幾何学の好きな人、あるいはコンピューターやコンピューターゲームの好きな人にも向いていると思います。

レーザ応用研究室

メディア画像におけるレーザの新しい可能性を探求しています。

20世紀最大の発明の一つであるレーザは、現在、CD・DVD、光通信、レーザビームプリンターなどの心臓部に応用されるなど、情報の記録、通信、画像の形成、表示などの分野で大きな役割を果たしています。我々の研究室ではレーザ光の優れた特性を活用し、メディア・画像技術にかかわる新しい応用や可能性を探求しています。例えば、ブルーレイ・ディスク用のレンズや光通信用素子の高精度計測法を開発しています。学生はゼミや実験などを通じて、光応用技術や、コンピュータを使った画像処理などの基礎力と応用力を身につけていきます。

情報メディア研究室

人が真ん中!メディアにのせて心を伝える

「人が真ん中」をモットーに人の知性や感性の仕組みとそれを生活や物づくり活かす方法について深く考えています。CG、画像、映像を用いて、人の感性を刺激するようなコンテンツの制作や、人と人、人とコンピュータのコミュニケーションを円滑にするための研究、システム作りに取り組んでいます。情報メディア研究室では研究をとおして、「人を豊かにする社会」を創造していくことを目指しています。

CG応用研究室

3次元CGアニメーションの可能性を探求する

近年テレビ、映画、ゲームなど映像作成に欠かせないコンピュータグラフィックス が普及しつつあります。当研究室では、3DCG、コンピュータアニメーション、ゲームなどについて研究を行っています。研究は、以下の2分野に分類されます。①コンピュータプログラミング分野では、C言語、C++言語、Javaなどの言語を用いてプログラミングを行い、3DCG、コンピュータアニメーション、ゲームに必要な機能を研究しています。②コンテンツ制作分野では、Mayaなどの3DCGソフトやPremiereなどの映像編集ソフトを用いて短編3DCGアニメーション作品、ゲーム作品の創作を行っています。

印刷デバイス研究室

印刷技術を使って生活を豊かにする照明やテレビを創造します。

印刷デバイス研究室では、「印刷デバイス」と「印刷エレクトロニクス」を大きなテーマとし、平面発光素子に関する研究と照明用光源に関する研究を行っています。
新しい照明や表示デバイスへの応用が期待されているELの中で、東京工芸大のグループが精力的に研究を進めているのが有機色素分散型EL素子です。
印刷デバイス研究室では、将来の薄く、軽く、低消費電力で安価な『照明』や『表示デバイス』を目指して、分散型ELと有機色素による『有機色素分散型EL』の研究を精力的に進めています。この技術を使って、今までにない紙のように薄くて丸めることができる全く新しい形の照明や、テレビが生まれるかもしれません。

電子画像研究室

透けて、曲がる次世代のディスプレイを有機ELの技術で実現する

いつでもどこでも欲しい情報や画像が手に入るユビキタス時代到来に向けて、当研究室では有機ELという技術を用いて、人に意識させないような、薄くて軽い画像表示素子の開発を行っています。最近では、携帯音楽プレーヤーの音楽から,携帯電話やPSPおよびiPod(touch)のような携帯型画像表示機器を使って,電車などの移動中に映像を楽しんでいる場面も増えました。今後、これらの携帯性をさらに向上させ、ゴーグルのような大型のものでなく、メガネやガラスそのものに取り付けた画像表示装置を有機ELの技術を使って実現しようとしています。
そう、みなさんなら、お分かりでしょう。メガネ式画像表示装置=スカウターの実現を目指しています。(相手の強さは分かりませんけど。)

映像メディア研究室

声や表情、身体のセンシング、見えないものを見せる情報技術

近年では、人の生活を便利で楽にする技術だけでなく、人の生活を面白くする技術が求められています。しかし、映画や音楽の作品の「良さ」は、人でしかわかりませんし、どうやったら上手に自分を表現したりメッセージを込めたりできるのかは、人の感覚や才能に任されていて、誰もがわかるわけではありません。当研究室では、実写やコンピュータグラフィクスの映像や音楽、画像や音声のディジタルコンテンツが、一体どうなっていれば「良い」のかを解明することで、誰でも簡単にディジタルコンテンツの制作や編集を楽しめるようにする研究を行っています。

メディア画像学科について