教員紹介 電子機械学科
西宮 信夫 教授
- 担当科目
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- 電磁気学
- レーザ工学
- 電子情報工学基礎実験Ⅰ
- 電子情報工学基礎実験Ⅱ
- 専門分野
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- 量子電子工学
- 高周波数標準に関する研究
- 関連サイト
メッセージ
ぼくたちは地球で暮らしています。最近その地球が少し悲鳴を上げているようです。地球の声を聞いてみましょう。 「私は地球です。最近人間がいろいろなものを排出するので、私を取り巻く環境がものすごい勢いで変化しています。私はその変化についていけないところがあり、少し病んでいます。頭のてっぺんと足の先が少し火照(ほて)っており、氷が溶け出しています。夏の終わりごろになると息が荒くなり、体の真ん中辺りの海辺では大風と大雨による洪水を起こしてしまいます。海から離れたところはカラカラに乾燥し、緑色していた体が、あちこち茶色に変色してきました。人間の皆さん、もう少し私の体をいたわってください」
科学を発達させたのは人類ですが、その科学で地球を救うことができるのも人類しかありません。皆が他人をいたわり、地球をいたわるような世界を築けたらなと思います。
プロフィール
東京理科大学理工学部電気工学科を卒業後、同大学院へ進学、大学院終了後2年間塾講師を経て、1988年本学に着任しました。レーザの周波数制御に関する研究とレーザを用いたガス計測に関する研究を行っています。 特に最近では、環境問題に関心を持っており、二酸化炭素やメタンなどの地球温暖化ガスの濃度計測に関する実験にも取り組んでいます。環境問題の解決に、寄与できることなら何でも挑戦しようと思っております。
小さいころから物作りが好きで、プラモデルを組み立てたり、本箱を作ったりするような子どもでした。趣味はサイクリング・音楽鑑賞・野球です。
とにかく学生が好きで、学生たちと一緒に実験したり、勉強したり、また、話をしていると、時間があっという間に過ぎてしまいます。
北原 直人 教授
- 担当科目
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- 通信工学
- 電気回路演習Ⅰ
- 電気回路Ⅲ
- 総合演習
- マイクロ波工学特論
- 専門分野
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- 電磁波工学
- 無線通信工学
- 関連サイト
メッセージ
我々の生活においては、電子情報通信技術をはじめとするエレクトロニクス、メカトロニクス機器が必要不可欠なものになっています。
現代社会においては、これらを電気工学、機械工学と分けて捕らえるのではなく、情報システムとして大きな目で扱うことが必要です。そして、これらは、さらに進歩・発展を遂げるものであることは間違いありません。
一方、大学時代は、人生の中で、最も飛躍できる時期であり、貪欲に知識を吸収できる時期だと思います。君たちは今、無限の可能性を持っています。その無限の可能性を、これら電子情報システムの勉強と、その開発に向けてみませんか。
プロフィール
東京工業大学大学院修士課程を終了後、一般企業で20年間働きました。その間に、新製品の開発のほか、製造現場,製品企画,営業部門での業務も経験しましたが、業務上で開発した電子機器用のノイズフィルタに関して、平成15年に同大学の社会人博士課程で学位を取得しました。
このノイズフィルタは、コンデンサ等の用いられる誘電体材料とコイル等に用いられる磁性体材料の特徴を併せ持つ、全く新しい複合セラミックス材料を開発し、それを用いたものです。その後、平成16年に本学に着任し、現在に至っています。
趣味は野菜作りで、自分で作った野菜を使い、研究室でバーベキューや鍋パーティーを学生とやるのを楽しみにしています。
小林 信一 教授
- 担当科目
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- 基礎ゼミナール
- 半導体工学
- 電子機械基礎実験・実験・総合演習
- 専門分野
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- 半導体工学
- 関連サイト
メッセージ
携帯電話を使うこともロボットを自由自在にあやつることも、半導体を使った電子回路がなくてはできません。現代の生活に欠かせない電子機器を動かすために、なくてはならない半導体の研究を行っています。 今後、電子機器の応用範囲は無限に広がり続けていき、半導体はさらに重要な位置を占めることは間違いないでしょう。
世界最速のプロセッサを作るのは君かもしれない! 柔軟な発想を基に新しい世界を開きましょう。
プロフィール
CVDという手法で半導体膜を作るキャリアが認められ、米国・スタンフォード大学に客員准教授として招かれました(2007-08年)。そこで意欲的に研究に取り組む研究者や学生に囲まれ、将来の高速プロセッサに欠かせないゲルマニウムという半導体の研究をしてきました。
情報を集めるだけでなく自分なりに消化してオリジナルの製品を開発する人達に大きく刺激を受け、自分もそうありたいと思っています。
今は次世代高性能プロセッサの製作に強く関心を持ち研究を行っています。
鈴木 秀和 准教授
- 担当科目
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- メカトロニクス
- 画像メディア処理
- ロボット製作
- 専門分野
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- ロボティクス
- 画像認識
- 関連サイト
メッセージ
漫画の「鉄腕アトム」,「ガンダム」から始まり、SONYの「AIBO」,ホンダの「ASIMO」の登場を経由して現在に至るまで、日本はロボット先進国として世界に君臨し続けています。この一見スマートにまとまっているロボットも、実際には機械・電子・情報といった要素技術の複雑な組み合わせで成り立っています。個々の要素技術の「部分」学習だけでは退屈しがちですが、その技術が実際にどんなロボットのどんな場所で使われているのか、という「全体」像を含めたシステムとして学ぶことで技術もより面白く感じられるはずです。ロボットに少しでも興味・関心を持っている君!一緒に技術を楽しく学びながら、ロボット作りにチャレンジしませんか?
プロフィール
福井大学大学院を修了後、福井工業高等専門学校(福井高専)の助手を経て本学へ着任。ロボット工学や画像処理を専門としており、2つの複合分野であるロボットビジョンを主なテーマとして研究を行っています。近年では、ロボットによるサッカー競技大会であるRoboCupに研究成果を搭載したロボットで出場しており、2013年大会は準優勝することができました。趣味でもロボット製作を手掛けており、「ロボット相撲大会」や「マイクロマウス大会」での入賞を目指して日々頑張っています。
辛 徳 教授
- 担当科目
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- 基礎モータドライブシステム
- 材料力学
- ロボット工学
- 専門分野
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- 生体信号処理
- BMI / BCI
- ロボティクス
- 関連サイト
メッセージ
人生にリハーサルはないので研究することも遊ぶことも恋することもそれは自由です。何をしてもいいから一生懸命しましょう!Create your future!
プロフィール
私は2001年来日、東京工業大学で筋肉の数理モデルを提案しPh.D.を取りました。その後、同大学の研究員と助手、豊田中央研究所、精密工学研究所を経て2015年に本学へ着任しました。これまで、エアードラムや念力システム、居眠り事故の防止システムなど様々なヒューマン・コンピュータ・インタフェース(HCI)の開発に従事しました。最近ではサルや人間の脳神経活動から運動情報と力学情報を機械学習を用いて予測する手法を提案し、ロボットアームを制御するブレイン・マシン・インタフェース(BMI)研究に従事しています。私は人間らしい動くロボットを実現させることが夢です。研究室の学生と共に一歩一歩あゆみたいです。
越地 福朗 准教授
- 担当科目
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- 物理学 A
- 物理学 B
- 物理学演習 A
- 物理学演習 B
- 物理学実験
- 工学基礎実験
- 高周波工学特論
- 専門分野
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- 電磁波工学
- 人工環境学
- 関連サイト
メッセージ
越地研究室では、電波・光を含む「電磁波」をキーワードに、電波・光を利用する通信から、電磁波を電力伝送に利用するワイヤレスエネルギー伝送、さらにはレーダなどのセンシング応用まで、幅広く研究に取り組んでいます。さらに、上記の電磁波技術をベースに、通信、センシング、情報処理技術を駆使し、安全・安心・快適な生活環境を実現すべく、環境情報インターフェースや生活支援システムなどに関する研究へと展開しています。
学生の主体性を尊重し、「おもしろい」、「興味がある」、「やってみたい」と思う好奇心をエンジンに、研究に取り組み、アイデアや向上心をかたちにしてほしいと思っています。そのために、学生と自由にディスカッションができる環境、雰囲気を大切にし、わたくし自身の民間企業での研究・開発の経験を盛り込みながら、毎日、研究に取り組んでいます。
プロフィール
東京理科大学理工学部電気工学科を卒業後、コニカ(現コニカミノルタ)株式会社中央研究所に勤務し、画像入力システムやワイヤレス通信システムなどの研究開発に取り組みました。また、コニカミノルタでの勤務と並行して、社会人博士の学生として、東京大学大学院新領域創成科学研究科人間環境学専攻博士後期課程で研究を行い、博士(環境学)を取得しました。その後、国士舘大学理工学部専任講師を経て、東京工芸大学工学部基礎教育研究センター准教授となり、現在に至る。この間、東京理科大学総合研究機構客員研究員を併任。専門は、電磁波工学、通信工学、人工環境学で、電磁波をキーワードに、電磁波を利用した通信からセンシング、環境応用まで幅広く研究に取り組んでいます。
大海 悠太 准教授
- 担当科目
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- コンピュータネットワーク
- 制御工学
- 電子機械実験Ⅰ
- 電子機械実験Ⅱ
- 電子機械基礎演習
- 電子機械演習Ⅰ
- 専門分野
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- 人工生命
- 複雑系
- ロボティクス
- 関連サイト
メッセージ
命令されたことだけを忠実に行うように作られたロボットは、複雑な環境に適応できずに動けなくなりがちです。私の研究室では、環境や人間とやりとりをする中で、システムに自発的な振舞いを獲得させることを目指しています。また、心理学やメディアアートへの応用も行うことで、人間や生命についての理解を試みます。 自発性というのは人間にとっても重要です。研究を通して、自分で考えて動くことを学んで下さい。それができる人材こそ、これからの世の中で生き残っていくことができると思います。
プロフィール
東京工業大学工学部制御システム工学科を卒業後、東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻に進学、東京大学特任研究員を経て本学に着任。博士(学術)。対象を実際に作ってみることで理解をするという構成論的アプローチを用いて、人間や生命についてと、その応用について考えています。これまで、認知モデルのシミュレーション、触覚システム、音楽ソフトウェア、ダンスロボット、メディアアート作品などの研究、開発に関わってきました。
實方 真臣 講師
- 担当科目
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- 物理学 A
- 物理学A演習
- 物理学 B
- 物理学B演習
- 物理学実験
- 工学基礎実験
- 現代社会と人
- 物性工学特論
- 専門分野
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- 分子分光学
- 非線形光学
- 光物性工学
- 関連サイト
メッセージ
脳は、知識という具で満たされたスープによく例えられます。具の少ないスープは、単調で何か物足りない味がします。一方で、お肉、お野菜、お魚といった具材をふんだんに使ってじっくりと煮込まれた"魔女のスープ"(私も食べたことはありませんが...)は、具から出たエキスが互いにスープの中で"ケミストリー"を起こして、必ずや複雑にして新奇な美味を醸し出してくれることでしょう。実はこのおいしいスープの作り方の中に、大学での勉強の術をみることができます。例えば、"おいしいスープ"="広い視野を描き、深く思考できる脳"、"具材"="文・理・専門それぞれの学問分野"、"じっくり煮込む"="納得するまでゆっくりと時間をかけて勉強する"、など等。
もしも将来、「意味のある何かをしたい」と考えているのなら、スープ作りが具材を集めるところから始まるように、自分の脳にとって具材となる基礎学問を大学時代にみっちりと仕込むことが先決となります。その先にある応用や創造は、まずその基礎をなす豊富な既得知識の裏づけがあって、その知識の間で自発的に"ケミストリー"が起こることではじめて期待される高次の過程です。そのために、まずはここで私と一緒にすべての工学の基礎となる物理の勉強に取り組むところからはじめてみることにしましょう。
プロフィール
総合研究大学院大学数物科学研究科博士課程を修了後、分子科学研究所、日本大学文理学部、慶應義塾大学理工学部等での奉職を経て本学へ着任。研究の素地は、サイズ選択された原子・分子クラスターの電子構造論とその反応動力学ですが、最近は主に凝縮系における金属ナノ粒子や半導体ナノ粒子の非線形摂動分光によるその光物性と電子物性の研究を行っています。初学者の頃より通奏低音のように一貫して懐き続ける研究の志は、物質の量子的振る舞い・サイズ・形の関わりを科学し、化学で扱われる局所場模型と物理学の得意とする平均場模型の中に連続的な接続をみることです。
私の身体論的な趣味は鈍らながら、剣道。そのココロは「洋なる頭と和の心・体」の一致にあります。他方、非身体論的な趣味は乱読と積読。そのココロは「心は人文系、頭は理系」たる自己実現への儚い希望にあります。知りたいことの多さに比べれば、人の一生はかくも短し。いつの日にか文理・文武・和洋をかなえる双頭の鷲の旗下に参ずるを許されると願って...。
河野 仁 助教
- 担当科目
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- 電子機械基礎実験Ⅰ
- 電子機械実験Ⅱ
- 基礎ゼミナール
- 電子機械基礎演習
- 電子機械演習Ⅱ
- 情報理論
- ロボティクス
- 専門分野
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- ロボティクス
- 知能情報学
- 関連サイト
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- 知能ロボットシステム研究室
メッセージ
例えばロボット開発などの工学系分野において重要なことは沢山ありますが、発想力や手先の器用さだけではなく経験も重要です。成功体験だけでなく失敗もすばらしい経験となります。最初から素晴らしい「ものづくり」ができる人はいません。皆さん失敗を恐れず「とりあえずやってみよう」の精神で経験してみてください。時には何かを壊したりして怒られることもあるでしょうが、挫けず様々な経験を積めば、きっと何かを生み出す・創り出せる人材になれるはずです。また、学生時代は社会人と比べれば時間を自由に使いやすいので、学業を疎かにしない範囲で、様々なことに興味を持ち、経験するとさらによいと思います。一見「ものづくり」とは関係ない経験も案外「ものづくり」の役に立ったりするものです。
プロフィール
東京電機大学工学部情報通信工学科を卒業後、同大学院工学研究科情報通信工学専攻修士課程を修了。その後、富士通株式会社にて防衛システムの構築・開発に従事。退職後、東京電機大学大学院先端科学技術研究科情報通信メディア工学専攻にて博士(工学)を取得。東京大学大学院工学系研究科精密工学専攻特任研究員を経て本学に着任、現在に至る。
ロボットにおける強化学習システムや転移学習など知能化技術を研究し、他分野で得られた知見との融合や災害対応ロボットの半自律化など、基礎的な領域から応用まで幅広く研究を行っている。
安田 洋司 助教
- 担当科目
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- 電子機械実験Ⅰ
- 電子機械実験Ⅱ
- 基礎ゼミナール
- 電子機械演習Ⅰ
- 電子機械総合演習Ⅱ
- 工業数学Ⅱ
- ディジタル電子回路
- 専門分野
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- 薄膜工学
- 光触媒
メッセージ
大学とは何をするところなのでしょう。おそらく今高校生である皆さんはまだ分かってない思います。みんなが行くからという理由でも最初は構いません。まずは大学に足を踏み入れてみましょう。授業、研究、サークル、バイト、恋愛にいくら時間があっても足りないくらい充実した生活がこの工芸大にはあります。4年間で自分がどのように今後の人生を歩んでいくのか、電子工学を通して見つけて下さい。キャンパスからは大山の壮大な山並みを季節・時間を問わずきれいに見ることが出来るでしょう。自然に囲まれのんびりと流れる時間の中で皆さんと一緒に勉強や研究が出来ることを楽しみにしています。
プロフィール
東京工芸大学大学院工学研究科修了後、株式会社フジクラで光ファイバーケーブルの開発・設計に従事した後、東京工芸大学工学部システム電子情報学科の助手として赴任。博士号取得し、神奈川県庁入庁、職業訓練指導員として4年間職業能力開発行政に携わった後東京工芸大学工学部電子機械学科に着任、現在に至る。
福井 貴大 助教
- 担当科目
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- 工学基礎実験
- ロボット製作
- 電子機械実験Ⅱ
- 専門分野
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- ロボティクス
- 脚移動ロボット