研究

2018.5.8

理論と実践。「大学でマンガを学ぶ」とは

芸術学部 マンガ学科 ストーリーマンガ 伊藤研究室       
伊藤剛教授

学問として大学でマンガを学ぶ

学問として大学でマンガを学ぶとはどういうことか。それを実践しているのがストーリーマンガ 伊藤研究室です。学生たちは1年間をかけて16~32ページの雑誌投稿が可能なマンガ作品を制作。確かな実技指導と学術的な教育により、優れた表現者になるための資質を身に着けていくことができます。マンガ家、編集者、評論家としての実績を持っている伊藤剛教授は、マンガの実作指導と理論的研究を一体にした教育を行い、大学院生には論文の指導を行っています。

「心がけていることは、できるだけ技術に還元すること。とかく「感性」がすべてだと思われていますが、コマ割り表現の仕組みは解析できるんですね。そこをちゃんと見れば、個性は作品の中に自然と出てきます。あれこれ思い悩むくらいなら、論理的に考えてエンターテイメント作品を作れるように指導しています」と伊藤教授。

マンガ家デビュー、就職、それぞれの分野で活躍

このゼミでは在学中から新人賞を取ってデビューするなど、マンガ家として活躍している人がいる一方で、企業に就職する人も多い。「マンガは美術・文学・映像・デザインなど、様々な分野と接点を持つ総合芸術です。マンガを描ける人は調べる力、考える力、表現する力に長けています。そのため、企業が求める企画力を身に着けていて、卒業生は映像制作会社、Web制作会社、IT、アパレルなど様々な業種に就職し、それぞれの分野で活躍しています」

マンガ学科

世界で注目される日本のマンガを推進する力を育成。

"マンガ"は、日本のコンテンツ産業の中心的存在で、広がりと歴史を持つキャラクター表現です。また、中学・高等学校の学習指導要領(美術)でも扱う対象とされているように、現代の視覚表現としても注目されています。本学科は、マンガをはじめキャラクター表現について、一般の美術系大学にはない専門性と実績を持ち、幅広く人材を育成しています。