研究

2019.3.4

メディアを自由に操り、新しい芸術表現を創り出す

芸術学部 インタラクティブメディア学科 コンピュータミュージック研究室
久原 泰雄 教授

最新のテクノロジーを駆使した新しい芸術表現を創り出す

研究室の名前はコンピュータミュージック研究室ですが、音楽そのものを研究しているわけではなく、サウンドを軸足において、『最新のテクノロジーを駆使した新しい芸術表現を創り出す』ことをテーマにした研究や制作を行っています。表現の手法も作品も様々で、学生は自分のやりたいことを自由に研究しています。学生のやりたいことを引き出し、実現の手助けをしてあげるのが私の仕事です」と久原泰雄教授。

学生たちの作品は、音楽・動画作品だけでなく、楽器・医療機器・家具などの改造デバイスから、説明のつかないジャンルのものまで様々な要素がクロスオーバーしている。彼らが作り出しているのがインタラクティブ・メディアアート作品なのだ。

作って、造って、創りまくれ!

「1~2年次のサウンド演習・作曲演習の授業では、コンピュータで普通に楽曲を作っていますが、3~4年になると多様なメディアを融合させて自由に作品を作ってもらいます。まず、学生たちに言っているのは『作って、造って、創りまくれ!』です。完璧にこだわって考えているだけでは何も生まれてきません。手を動かして学び、作りながら考えることが大切なのです。また、『早めのリリース!しょっちゅうリリース!』とも言っています。作るだけでなく、どんどん発表して、人の目に触れ、刺激しあうことで作品は成長し、自分の好きなこと、自分のやるべき研究が見えてきます。そして最後に伝えているのは『芸術の神はディテールに宿る』です。作品の大筋が出来上がった後は、ディテールにこだわり、どこまで作り込むかでクリエイターの真価が問われます」と久原教授は語る。

あらゆるメディアを自由に操る能力を身に着けたクリエイターたち。時代はそんなクリエイターを求めている。卒業生たちはゲーム会社・映像制作会社・Web会社など様々な企業で活躍している。

Lighting Dome Illumination in Midwinter

ライティングドームは健康状態を診断するために医療現場で活用されている。本展示では冬至の時期に光を灯す癒しの空間を作り出すイルミネーション・オブジェとしてライティングドームを再構築した。

学生の声

サウンドの研究ができるのが魅力です。でもサウンドだけではなくて、自分の好きなこと、やりたいことを自由にできる研究室です。自由には、自分の意志や責任を明確にすることが含まれます。自分の中で「何をやりたいか」が不明確な時でも久原教授と話し合うことでハッキリしてきます。そして先生はやりたいことを寛大に受け入れてくれます。

インタラクティブメディア学科

まだまだ進化する双方向メディアを学び、次代を拓く人材を目指して。

本学科の卒業生がエンターテインメントやアート、ITなど、あらゆる産業界で活躍できるのは“双方向性を備えた”インタラクティブメディアを習得しているから。学ぶ領域は非常に広く、時代のニーズを捉えた幅広いカリキュラムを用意しています。年次が上がるごとに、自分の目標とする領域を専門研究し、次代のメディアを担う人材を育成しています。