足跡

2019.8.12

東京工芸大学芸術学部卒業・大学院修了制作展2019レポート(ゲーム学科)

開催日:2019年 2月22日(金)~24日(日)
会場:東京工芸大学中野キャンパス

「メディア芸術の拠点」として、芸術学部の全学年が2019年4月から中野キャンパスへ集結しました。学生達が積み重ねた知識や技術を遺憾無く発揮する、芸術学部卒業・大学院修了制作展(以下「卒展」)がその中野キャンパスにて2月に開催された際の模様をレポートします。

当日は多くの学生・その家族・卒業生などで大いに賑わいました。最終日には卒業制作を行なった学生ほぼ全員が集まり、仲間と楽しそうに話をしたり、来場者の方へ作品について生き生きと説明をしたりしていました。その表情には、作りきったという達成感と、無事完成させることができた安堵の色も見ることができ、早春の穏やかな空気とあいまってとても晴れやかなものでした。

今回は、ゲーム学科の学生の作品を一部ご紹介します。

ゲーム学科

入るとあちこちから声や音の聞こえる賑やかな2号館2階。等身大のロボットのパネルが飾られるなど、会場はゲームショウのようでした。来場者に遊び方をレクチャーしたり一緒に楽しんだりする学生たちの姿は、ゲームが大好きな子供と夢溢れるゲームデザイナー両方の表情が混じり合っていました。

思い出に残ってほしい。身体中を動かす誰でも楽しめるゲーム

Rebellion Machina

ゲーム学科西巻弘毅さん

SF映画などで馴染み深い「機械の反乱」をテーマにロボット対戦ゲームを制作しました。「来場者の心に残るもの」という課題だったので、VRはもちろんのこと、バランスWiiボードを用いて左右の体重移動でロボットを動かすなど差別化を図りました。誰でも楽しめるようにゲームの難易度は下げ、システムをシンプルにしたこともポイントです。カメラワークを工夫してロボットの移動時に視界が動きすぎないようにしたのが功を奏し、体験者からは「VRゲームなのに酔わない」という嬉しい言葉をいただくことができました。
9人という多い人数のチームで就職活動と両立させながらの制作だったのでなかなかメンバーが揃わず、意見をすり合わせることに苦労しましたが、持ち前のリーダーシップを発揮し合理的に進めていくことで完成させることができました。これまでも人をまとめる役割が多かったので、今後もその経験を生かし、何でも実現させられる、計画通りに物事を進められるディレクターになりたいです。ジャンルを問わず時代のニーズやトレンドを捉えた「商品として売れるゲーム」を作ることが目標です。

ゲーム学科

総合芸術としてのゲームを学び、遊びの未来をクリエイトする。

デジタルゲームは様々な要素を持っています。工学、数学、美学、文学、さらに心理学や文化人類学も重要なファクター。その全てを駆使して人を夢中にさせるものを創造するためには、ゲームを学問として学ばなければなりません。「未来の遊びを創造する」をテーマに、ゲームクリエイターの教員達が世界で通用する人材を送り出しています。