
研究
2018.12.26
新しい映像表現の世界を切り開く
無限に広がる ” 映像 ” の可能性
映像表現の技術が進化し、社会のあらゆる場面で映像が使われるようになっている。映像の可能性が無限に広がっている現在、この研究室ではデジタル技術など、あらゆるテクノロジーを駆使して新しい映像表現を創り出そうとしている。
「映像学科に入ってきた学生たちは高校までに何かの映像作品に影響を受けて、自分でも制作したいという夢を持って入学してきたわけです。その一人ひとりの夢を実現するために、個人の能力を最大限に伸ばしてやることがわれわれの仕事です。研究室では自分には何が出来るのか、社会に影響を与えられる映像作品とは何かを探求していきます。そのために個人制作が基本になっています」と李容旭教授。
「自分の役割は何か」探求する
卒業制作作品は短編映画、CGアニメーション、アニメーション、ミュージックビデオ、プロモーションビデオ、ドキュメンタリーなど、多岐に渡っている。
「卒業制作で力を発揮できるように3年次はかなり密度の濃い実習を行っています。例えば、CG制作実習、新聞のコラムの時事問題について議論し、結論までを導く企画会議、与えられたテーマを中心としたショートムービーの制作、芸術祭への出品などです。また、地域社会と共に映像作品を制作するワークショップも各地で行っています。ワークショップは地域の人々と関わりを持ちながら、社会とは何か、映像とは何か、自分とは何かを自問する良い勉強の場となっています」と李教授は語る。
映像情報研究室の卒業生の多くは映像制作に関係した会社に就職するが、一般の企業に就職する人も最近は増えている。社会の中で「自分の役割は何か」を探求した学生たちが決める進路は必ずしも映像関係とは限らない。
作品づくりから得た創造性、企画会議で得た主体性、映像ワークショップなどで得られた協調性、積極性は学生にとって武器になる。そのような人材を求める企業は多く、優良企業への就職を果たしている。
学生の声

自分のつくりたい映像作品を作ることができます。自由度が高いのがこの研究室の魅力です。自由度が高いということは全て自分で考え、自分で責任を持つということです。李先生は一人ひとりの個性を大切にして、その力を伸ばしてくれます。
※所属・職名等は取材時のものです。
あらゆる映像領域をゼロから広く学ぶ。専門性を磨き、業界をリードする人材になる。
今、身の回りには映像があふれており、感動を与えられたり、感性を刺激されたりしています。その中で「映像で何かを表現したい」「映像の世界で活躍したい」と、映像に興味を持った人がゼロから学び、真の映像人になれる点が本学科の特徴です。映像を多角的に学び、都内屈指の最新設備・機器で映像を制作し、業界をリードできる人材を育てます。
