体験

2017.6.6

【スプリングスクールレポート】大学の講義やクリエイターのお仕事を体験

2017年芸術学部スプリングスクールレポート 
写真学科/デザイン学科/ゲーム学科/マンガ学科

東京工芸大学の芸術学部では、2017年3月25日(土)、「メディア芸術の世界を体感してみよう!スプリングスクール〜アーティストへの10の講座〜」と題して、新高校3年生、高校2年生を対象に大学の施設・機材を利用し、本格的に実習・制作を体験してもらうワークショップ主体の模擬授業が開催されました。

【写真学科】大判カメラでポートレート撮影体験

写真学科では、中庭やスタジオなど様々な場所でポートレート撮影を行いました。カメラの仕組みを理解するのに最適な大判カメラを使い、高校生は3人程度でグループになって、1人ひとりじっくり撮影を体験しました。

撮影の順番が来た高校生は、滅多に扱うことのない大判カメラに最初は少し緊張気味でしたが、徐々に慣れていくようでした。カメラを触るだけでなく、良い表情を引き出すためのモデルへの接し方や、場の雰囲気づくりについても、先生からはもちろん、高校生もお互いにアイデアを出し合いながら楽しく取り組みました。

【デザイン学科】工業デザインとデッサンを体験

デザイン学科では、デザインに関する2つの体験授業を行いました。

「社会にある商品からデザインを理解しよう!」では、ふだん生活している中にあるさまざまなデザインに隠れた工夫やアイディアを見つけ出すワークショップを行いました。グループに分かれて、ドライヤーや栓抜きといった商品でデザインの優れているものをそれぞれ選び、そのデザインの工夫を一緒に見つけ出し、グループで発表。

「デザインを学ぶ人のデッサン~デッサンを体験してみよう!」では、デザイナーの立場から見たデッサンをテーマに、画面構成、レイアウト、アイディア、創作に向かう姿勢など、クリエイターに必要な能力を学びました。

教室に集まった高校生は、1人1個配られたリンゴをじっくり見ながらデッサン。イラストレーションを専門とする甲賀正彦准教授が、自らも描きながら、鉛筆や消しゴムの扱い方など、それぞれに指導して回ります。特徴的なのは、描いている途中でみんなのデッサンを集め、批評する時間が複数回もうけられたこと。同じようにリンゴを描いているだけなのに、注目して描いているポイント、うまく描けているポイントは1人ひとり違います。高校生は自分の制作にも活かそうと先生の解説に真剣に耳を傾けていました。

【ゲーム学科】ゲームについての講義・発想力演習・ゲームCG体験

ゲーム学科では演習と講義が、それぞれ別の教室で行われました。

演習を学ぶ教室では、ゲームCGの基礎知識を学んだ後、参加者がプログラムを実際に書き、コンピュータ上で物体を動かしてみました。プログラムは1カ所間違えるだけでも上手く動かないので、何度もやり直しながら思うように動くまで頑張る姿も。

もう一方の教室では岩谷徹教授が、自身が開発した「パックマン」が、世の中でなぜ今も愛されているか?、ゲームの社会的な役割や「遊び」とは何か? ゲームクリエーターに必要な能力の話など、ゲームに関する事を様々な側面から講義して下さいました。

同じ教室で後半に行わられたのが、ゲーム作家の遠藤雅伸教授が開発した「ラピッドプランニング」という発想力を鍛えるワークショップ。10分間でテーマに沿った企画を紙に書き出したら、それを参加者に回し、それぞれ良いと思った企画に◯をつけるという事を2回繰り返します。◯が少なかった学生はその原因を考え、次の回は改善する事で発想力や表現力が身につきます。初回は一緒に参加した大学生が圧勝したものの、2回目には◯が増えている高校生が増え、戻ってきた自分の紙をみて「やった〜」という顔をしたり「しまった!」という顔をしたり、発想力の強化をまさにゲーム感覚で学ぶことができました。

【マンガ学科】キャラクターイラストとストーリーマンガを描いてみよう

マンガ学科では、漫画家のおぎのひとし助教による、「キャラ絵」の基本であるバストショットを描く、キャラクターイラスト体験を実施。おぎの助教が高校生の間をゆっくりと回りながら、ひとりずつにアドバイスしました。

また、漫画家のよしまさこ教授、夢来鳥ねむ准教授による描くストーリーマンガ体験も行われました。テーマは、大学1年生の課題でもある「感動を描く」。裏表1枚のストーリー漫画を描くということで、難しく感じてしまう高校生にも丁寧に個人指導をし、まさに授業さながらの体験となりました。

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