体験

2017.6.9

付箋を使ってプロジェクションマッピング?!小さな一歩はPC画面から...

2017年芸術学部スプリングスクール
【インタラクティブメディア学科】レポート

インタラティブアートとプロジェクションマッピング

インタラクティブアートという言葉を聞いたことがあるでしょうか。
これはコンピューターなどの先端映像技術を使う「メディアアート」の1つです。インタラクティブとは「対話性がある、相互に働く」という意味があります。例えば手をかざすと映像が揺れるなど反応が返ってくるような作品を見かけたことはありませんか?これは、センサーなどで人の動きを察知し、その動きに合わせて作品が変化するアートです。このように、人の反応によって変化がみられるアートのことをインタラクティブアートと呼んでいます。

ところで、最近は「プロジェクションマッピング」が話題となっています。プロジェクターを使って建物などの立体物や空間に映像を投影することで、より立体的な世界観を表現します。例えば、ここ数年のオリンピックやパラリンピックの開閉会式にもプロジェクションマッピングが使われています。近年はプロジェクターの性能が急激に進化しました。オリンピックなどの大きな会場でも美しく鮮明に映像を投影することができるのだそうです。

プロジェクションマッピングにも様々な作品がありますが、ただ映すだけではなくインタラクティブの要素を詰め込んだ作品も人気があるそうです。今回はスプリングスクールの一環として、プロジェクションマッピングの魅力をインタラクティブメディア学科の浅野耕平准教授に教えて頂きました。

建物だけではないプロジェクションマッピング

「プロジェクションマッピングは、大きな建物に映すだけではありません。小さなものでも立派な作品です」と、浅野准教授は力強く話します。例えば、過去にはシメジに映像を映し出す「シメジクションマッピング」と題したイベントが行われたこともあるそうです。

また、卒業生や学生たちも、より身近に映像を楽しめる作品を制作しており、今回のスプリングスクールでも、その一部が展示されていました。

こちらは「空を飛びたい、宇宙へ行きたい」という願いをプロジェクションマッピングで体感できるようにという作品です。紐を引っ張ると、雲の中の画像が地上から空、宇宙へと変化します。アートと一体になって、どこまでも高く空へと飛んでいけるような楽しみを味わうことができます。

プロジェクションマッピングのはじめの一歩を体験しよう!

現実のものと映像を対応させるというプロジェクションマッピングの手法を理解するため、今回はパソコンと付箋を使ったワークを行いました。

配られたのは、ごく普通の可愛い付箋。あらかじめ用意されたプログラムを開始し、配られた付箋をパソコン画面に貼り付けます。さらに付箋を貼った部分をマウスでクリックすると、画面に付箋の影が映像として映し出され、付箋が浮き上がって見えたり、パタパタと動いて見えたりします。影と言っても、ただ色を付けた映像を映すだけではありません。映像に紙のような質感を持たせることで、本当に付箋が動いているかのような錯覚をおこすのだそうです。
「ただの付箋が、まるで生きているかのように動いて見えるのはどうしてだろう?」
参加した高校生たちも目を丸くしながら何度もクリックして、プロジェクションマッピングのはじめの一歩を楽しむ様子が伺えました。

プロジェクションマッピングで驚きと感動を

「映像と鑑賞者が一体となることで、驚きと感動を創造する。このような点がプロジェクションマッピングの魅力の1つです。」と浅野准教授。
最近では、美術館はもちろん、水族館やイベントスペースなどでもプロジェクションマッピングを楽しむことができ、ますます身近なものとなってきています。3年後には東京オリンピックが開催されます。一体どんな感動を生み出してくれるのか…。今からとても楽しみです。