研究

2017.6.4

プロ活動を視野に入れた実践的な指導

芸術学部 マンガ学科
ストーリーマンガ よしまさこ研究室 よしまさこ 教授

ストーリーマンガは読み物、プロになるにはストーリーが大切

「プロのマンガ家を目指すのであれば、大学在学中に掲載、連載への道筋を作っておきなさい」よしまさこ教授が学生たちに常に言っている言葉です。ストーリーマンガ よしまさこ研究室の学生たちは、ほぼ全員がプロのマンガ家志望で、実際にこの研究室から多くの学生がプロデビューを果たしています。

「もともとマンガが大好きでマンガ学科に入ってきた学生たち。1枚の絵を描くのは得意な学生が多いです。しかし、商品として売れるにはストーリーが大切。『マンガは読み物である』という前提で、読者視点のストーリー作り、キャラクター作りの方法を徹底的に指導しています。納得したネーム(コマ割りを含めたマンガの設計図)が出来るまで何度も何度も話し合い、描き直させています。卒業後のプロ活動を視野に入れて、実践的な創作、制作指導を行っているのがこの研究室の特徴です。在学中という限られた期間の中でプロになる道筋をつけるには、自信を持って人に見せられる作品を作ること。そして作品を色々な新人賞に応募したり、出版社に持ち込んだりする必要があります。それは学生にとって大きな壁。道は色々ですが、まずはその壁を乗り越えることがプロへの第一歩です」とよしまさこ教授。

自分がやりたいことに青春を賭けた人間は強い

「アンネ・ フランク」集英社2015年7月発行©よしまさこ

この研究室から多くの学生がプロのマンガ家としてデビューしています。しかし、全員がプロとして活躍できるほどマンガの世界は甘くありません。そのことは学生自身がよく理解しています。

「プロを目指せと言っていますが、それがすべてだとは思っていません。自分がやりたいことに青春を賭けた人間は強いのです。マンガ家にならなかった学生たちも様々な企業で活躍しています。デザイン業界や印刷・出版業界など、絵が描ける人材を求める企業も多いですが、マンガを学んだ人は、人間の心の奥深くまで観察する力、社会や歴史を学び応用する力、表現する力などを身につけます。それは一生の財産で様々な職業で活かせる力になります」とよしまさこ教授は語ります。

マンガ学科

世界で注目される日本のマンガを推進する力を育成。

"マンガ"は、日本のコンテンツ産業の中心的存在で、広がりと歴史を持つキャラクター表現です。また、中学・高等学校の学習指導要領(美術)でも扱う対象とされているように、現代の視覚表現としても注目されています。本学科は、マンガをはじめキャラクター表現について、一般の美術系大学にはない専門性と実績を持ち、幅広く人材を育成しています。