研究

2017.3.1

カメラは道具にすぎない

芸術学部 写真学科
視覚コミュニケーション研究室 小林紀晴 教授

自分のテーマを見つける

写真という被写体はありません。何を考えて表現するか、カメラはその道具にすぎません。

「写真が好きだから写真学科に入ってきた学生たち。そんな彼らにいつも言う言葉は『写真以上に好きなものを見つけなさい』。写真という被写体はありませんね。何を撮影するのか、その撮影するものに強い興味を持っていなければ写真を続けることは出来ません。山の写真を撮る人は写真家である前に優れた登山家でないと務まらない。興味の対象は人それぞれです。しかし、自分自身の中にある自分を燃え上がらせてくれるテーマが重要なのです」

言葉で表現する事を大切に

写真家、そして作家として多くのヒット作を世に送り出し、現在も第一線で活躍している小林紀晴教授は言葉での表現を大切にしています。そのためゼミ生たちには書評や写真展評などを文章にすることを課しています。「自分の意見を持つこと、自分の考えを表現すること。その過程が大事なのです。何を考え、どう表現するか、カメラはその道具です。考えることが大切だから、ゼミの運営も学生たちと一緒に皆で考えて実行しています」

第一線のゲストの声を聴く

そしてゲストが多いのもこのゼミの特長。雑誌の編集者、コピーライター、広告写真家など第一線で活躍しているゲストを招き、ギャラの話も含めた実社会の生の声を聞く授業を行っています。卒業生たちは出版社、スタジオ、化粧品会社など、撮影の現場で活躍しています。

写真学科

実践的な教育が写真に関わる全ての仕事で通用する真のプロを育てる。

1923年創立の「小西写真専門学校」をルーツとする本学科は、日本で最も長い歴史と伝統を誇る写真教育機関です。90年以上の歴史の中で培われた教育ノウハウは、他校の追随を許しません。写真技術だけでなく芸術分野の専門科目を学ぶことで総合力を習得。写真に関わるあらゆる領域で活躍できる真のプロフェッショナルを育てます。