体験

2017.11.14

ロボットを製作してロボットコンテストを体験しよう

2017年8月工学部オープンキャンパス(厚木)にて取材

東京工芸大学工学部、夏の「オープンキャンパス」で、体験授業が行われました。工学部電子機械学科の鈴木秀和准教授が顧問を務める、ロボットサークル「からくり工房」では、簡単につくれるロボット「ボルドーザー」制作に加え、そのロボットを使ってのミニロボコンが開催されました。高校生たちが夢中になって、参加した様子をお届けします。

おもに電子機械学科の研究室が入る6号館では、事前予約制で「からくり工房」による、ロボット制作体験が開催されました。サークルメンバー総出で気合十分、万全の体制でお出迎え。今回は、普段から部活動や趣味で機械を触っていて、電子機械学科に興味を持っている高校生のみなさんが参加してくれました。

今回、約2時間で制作体験できるロボットとして用意されたのは、「からくり工房」オリジナルの「ボルドーザー」。ブルドーザーのようにボールを押して運ぶ、ちょっとシャレの効いたロボットです。

組み立てマニュアルが用意され、それを各自確認しながら、制作を進めていきます。まずは、モーターや電池ボックス、ブレッドボード、ネジなどのパーツや、プラスドライバー、カッター、ラジオペンチなどの工具が、すべてあるか確認します。

続いて、ラジオペンチを使って、パーツを板から切り出します。

ちなみに、パーツも学内で制作しています。

機材が集まる教室へ移動し、現場を見学すると、高校生は興味津々の様子でした。

次は、紙やすりをつかって、やすりかけ。加工時の端に残るケバケバのことを「バリ」と言います。削りすぎて凹まない程度に、バリをきれいに取っていきます。

そして、組み立て作業。板の形に添って、中央にエンジンとなるモーターをはめこみ、十字のパーツで固定します。シャフトと呼ばれる棒を差込み、タイヤもつけます。手で押してみて、するすると動けばOK。

参加者の高校生たちはものすごい集中力で、どんどん作業を進めていきます。先輩が「わからないことあったら、質問してね~。学校生活のことでも、何でもいいよ」と場を盛り上げようとするも、みんな作業に夢中すぎて、耳に届きません。この集中力は、将来、有望ですね。

さらに、電池ボックス、ブレッドボードも取り付けます。ブレッドボードとは、小さな穴が200個ほどあいていて、回路を簡単に試すことができる優れた装置。ハンダ付けなしで電池とモーターをうまくつながるように配線し、モーターを回転させます。

この配線が頭の使いどころで、間違えると、前に進まなかったり、くるくるとその場で回転してしまいます。

これに加えて、スイッチ(タッチセンサ)の取り付けもあり、線が増え、どんどん複雑化していきます。電子回路の知識がないと、かなり頭が混乱しますが、みんな先輩に教わりながら、順調に仕上げています。

そして、完成品がこちら。クワガタみたいな形で、なんだか強そうです。

皆がつくり終えると、最後は自身でつくった「ボルドーザー」を使って、ロボットコンテストを体験。ルールは、1分間でテーブルに並べられたテニスボールをいかに、中央を境目にした相手陣地にと押し出せるか。ゲーム用RPGの音楽を流し、場が盛り上がるなか、戦いが始まりました。

勝負は、各自でつくったマシーンがうまく動作するのかの性能に加え、スイッチの操作力がポイント。マシーンに2つ取り付けられたスイッチの両方をONにすると前進し、右スイッチをONにすると、右に旋回、左スイッチをONにすると、左に旋回する仕組み。

一番にロボット完成させた高校生VS「からくり工房」部員では、高校生のロボットが動きも操作も好調で、どんどんボールを押し出す一方、「からくり工房」部員はまさかの動き不調。うまく操作が出来ない!?

その対決の模様を、マイクを使って実況し、その場に一般の見学者もやってきて大盛り上がり。しかし、「からくり工房」部員は、3戦してまさかの一勝もできず、というザンネンな結果に。けれど、高校生たちの表情を見ると、すっかり楽しんでもらえたようでした。

およそ2時間の簡単なロボット制作&ロボコン体験。大学生になったら、比べ物にならないくらい本気でロボットを制作できますよ!キャンパスライフをお楽しみに。

電子機械学科

時代の先をゆく「ものづくり」技術を習得し、技術力と創造力を持つ人材として活躍しよう。

日本が世界に誇るエレクトロニクス、メカトロニクス分野において、ソフトとハードを駆使し、時代の先をゆく「ものづくり」ができる技術を習得します。特にロボット製作やプロジェクト実験などの実践的な学びを重視し、最新技術力と創造性を備えた人材を育成しています。「電子機械を学びたい」気持ちを尊重し、熱心な教員たちが支援していきます。