研究

2018.4.13

超高強度コンクリートを開発

工学部 建築学科構造デザイン分野 建築材料研究室
陣内浩教授

コンクリートは日々進化を遂げている

超高強度カラーコンクリート(モルタル)(*)

一般の人が見たら、どれも同じに見えるコンクリート。しかしコンクリートは日々進化を遂げています。「実際の建築で使われているコンクリートの強さは、この数十年で、5倍にも6倍にもなっています。新しいコンクリートを見て『強くなったなぁ』と感じることはできませんが、街にタワーマンションのような大きな建築物が増えていることは実感できるのではないでしょうか。大きな建築物は、このような強いコンクリートに支えられています。近年ではタワーマンションの低層階に、広いスペースを持つ店舗やオフィスの入ったものが増えています。これもコンクリートの進化によって実現したものです。建築材料研究室では、このような『超高強度コンクリート』や、顔料を練り込んで着色した『カラーコンクリート』等の研究を行っています」と陣内教授。

(写真*)KOUGEIカラーのコンクリート:本学が進める「色」をテーマにした「私立大学研究ブランディング事業」の一つ。着色用の顔料を練り込んだコンクリートでありながら超高強度を実現。

建築材料実験棟での最先端の研究

長年にわたり大手ゼネコンで超高強度コンクリートの研究開発に携わり、実際に多くの高層建築を手掛けてきた陣内教授は、学術的で複雑な理論もできるだけ分かりやすく教えることを心掛けています。

「蕎麦のコシの強さはそば粉と水の加減で決まります。水を少なくすればコシの強い蕎麦になる。超高強度コンクリートも同じで、セメントに対して水の量をどこまで下げられるのかが強度を高くするポイントと言えます。もちろんそれだけではありませんが、難しく考えるよりも、学生さんたちが身近なことと比べながら技術の本質を的確に理解してくれればと考えています。本学の建築学科には充実した研究設備があり、建築材料実験棟も最先端の研究を進めることのできるレベルで整備されています。それらの設備を駆使して学生さんたちと未来を支える超高強度コンクリートを開発していきます」

実践的な教育を受けた学生たちを求める企業のニーズは高く、建築材料研究室のOBは大手ゼネコンや役所などに就職しています。

建築学科

一人ひとりの志望を実現できる教育体制で専門性を高め、即戦力として活躍できる人材に。

各学生の志望を重視し、きめ細かくサポートしている点が特徴です。設計製図演習では、20名の学生に1名の教員がついて丁寧に指導。3年からは「建築デザインコース」「構造デザインコース」「環境デザインコース」の3コースから自分に合ったコースを選択し、その分野を重点的に学ぶことで、建築に関する専門的な知識を深めていきます。