研究

2019.3.4

タンパク分子の謎に挑戦!未来のために自然から学び、自然を活かす

工学部 生命環境化学科 生命分子科学研究室
八代 盛夫 教授

これからは自然エネルギー、再生エネルギーの時代

「研究室の窓からいつも見えるのは雄大な大山の山並み。厚木キャンパスは丹沢山塊の山裾に位置しています。私はこの地で科学の研究を行なうことがとても意味深いことだと考えています。20世紀は化石燃料の時代でした。石油をどのように使うかの「応用化学」の発展は地球を痛めつけ、人類の存続をも危ういものにしてきました。しかし、これからは自然エネルギー、再生エネルギーの時代です。科学者は未来のために自然から何を学び、自然をどのように活かすかが問われています。目の前に大山を臨むこのキャンパスは最高の研究フィールドだと思っています」と八代盛夫教授。

自然を感じ、観察し、問題を発見すること

生命は、必要なすべての物質とエネルギーの変換を、平凡な元素のみを巧妙に使いこなして行っている。この究極の化学、タンパク分子の謎に挑戦しているのがこの研究室。

「タンパク分子は長いひも状になっていますが、その紐を人工酵素で切断する研究を行なっています。今は切断するハサミを何にするか、どこで切断するかの段階です。世界でもこの研究を行なっている人は少なく、切断したら何が起こるのかも分かりません。楽しみですね。ワクワクしながら研究を行なっています。学生たちにしつこく言っているのは『自分でよく見る』と『結論を急がない』この二つです。最近の世の中は「答え」ばかりを気にしています。しかし、答えがあればいいのなら実験も大学教育もいらない。最も大切なのは、自分の目でよく見て、自分で考えることなのです。これを鍛えるのが研究室ですが、更に良いのは研究室の外に出て自然を感じ、観察し、問題を発見することです。これが、社会人として活躍する時に一番役に立つのです。」

DNA分子構造

学生の声

八代先生は答えを教えてくれません。自分で考え、自分で気づくことを大切にしているからです。難しいテーマで悩んでいると的確なアドバイスで私たちを導いてくださいます。そんな八代先生の下、集中して研究を行っていますが、研究室の雰囲気は和気あいあいとしています。

生命環境化学科

化学の舞台は非常に広い!「化学」を身につけて自分の好きな分野での活躍を目指そう!

化学の舞台は非常に広い。だから、一人ひとりの夢や希望を見つめた丁寧な教育を大切にしています。化学の基礎からじっくりと学び、化学の世界を理解する力がついたなら、「自分は化学で何をしたいのか?」という問題を具体的に考える準備ができたことになります。学生はそれぞれの興味に沿って様々な分野へ進学・就職し、活躍しています。